家事育児とピアノ教室の経営#1

家事、育児とピアノ教室の仕事は両立しますか?

ここでは、ピアノ教室を主催している女性、あるいは男性が結婚していて家族が居ることを前提に記していきます。

この課題は永遠のテーマに見えたのは昔の話で、今や夫婦は共に働いて家事育児を分担する。ことが建前になった社会では陳腐な論議になったであろう。のは対岸の火事であって、ピアノ教室主催者は今でも家事育児を全面的に押し付けられる可能性は大きいと思う。

なぜなら、その殆どは家を職場としているため、出勤時間になったら鍵を掛けて家を出て、あとは野となれ山桜✿と、ばかりにビジネスモードonに切り替えられる職種とは根本的に違うからだ。

ではほとんど、全くもって完璧に家事や子供の世話が出来るかっていうと、それは何とも言えない。

この職種、生徒なんざほんの2人か3人でやっているサロネーゼの方から、50人以上もの生徒を抱えて、ひとりじゃ手が廻らないから講師を雇っているいっぱしの実業家の方。そしてその中間地点のピアノの先生が大勢。

生徒数が少なければ、専業主婦より家にいる上に玄関周りや少なくともレッスン室あたりは掃除しとくのはこれは、家事というより仕事。だいたい生徒は午後になってくるのだから、午前の時間掃除洗濯買い物は済ませて、午後は早めに夕食の支度なんぞを始め、生徒がやってくるのを待つ。

このスタイル、生徒が5,6人なら可能。優雅な暮らしでしかもいくらかでも稼げて羨ましいわ(’-’*)そう、主だった収入は配偶者に任せられるならば、これが最も素敵な形状かとすら思われます。

だがだ!生徒数ふた桁達成の暁には優雅とも言ってられない事態に陥ってくる。それについては後述してゆきますが、、。

とうとうぶっ倒れそうになったわたし(T_T)

コロナ騒動が起きて、息子が在宅勤務になった。通勤しなくて済むようになったとはいえ、やはり企業戦士として働くのは大変といえば大変。

あさ8時頃から、わたしの教室が閉まる20時過ぎまでパソコンに向かって作業をしている。

このコロナ騒動で生徒が減って一時は2020年は新入会がなかったとはいえ、うちは20人以上の生徒が居るにはいる。だが、1人でうちの世帯収入を引き上げてくれている息子の働きに比べりゃ、楽なものさ。

と、考え在宅勤務が普及して世の専業主婦が悲鳴を上げた(・_・;)という、家族の食事を1日3食作る。というミッションに手を出したのだ。

うちはコンビニからもスーパーからも距離がある。だが、息子の昼の休憩時間は1時間と決まっている。お弁当を買いに行かせるのは可哀想だ。だいたい、コロナでわたしは仕事が減って、節約もしなければならないのだから、それくらい何でもないさ。

と、嘯いたのが間違いの始まり。この1週間梅雨空の天候のせいもあるのだろうが、慢性的に頭が痛い(>_<)疲れが取れなくて、怠い。

年のせいか、それともなにか悪い病気なんじゃないか工エエェェ(´д`)ェェエエ工と、恐れたですが、なんのことはない。本当に疲れた(; ̄д ̄)だけなのだ。

日々は、常勤の息子に比べりゃぬるい仕事のように見えても、息子は週休2日、祭日休み有給あり。だが、わたしはまとまった休みが取れるのは1月5月8月12月だけ。6月はとうとう月休0日となり、7月は月休1日。(ついでに月休という言葉はないらしく変換しない。)

良いか、個人事業は上司というものは存在しない。したがって、やな上司はいない。時間は自由に使えるから昼まででも寝てられる。(フン、わたしは4時30分に起きてるわ(`Δ´)!)儲けは全部自分のモノになる。

とか、のたまわって会社員の立場の人を哀れな社畜扱いする輩がいるが、個人事業主こそ週休ゼロ日状態の人が多いんだからな。わたしなんか習い事だからまだいい。

元旦からピアノのレッスン受けよう。って生徒はうちにはいない。

だが、進学塾の主宰者なんざ年末年始休暇すらないのだ。学期中のレギュラーシーズンも休み入れたら回っていかないし、夏休み、冬休みは夏季講習、冬季講習がある。年始の時期なんか受験シーズン真っ最中なのだから、休んで温泉に行ってる場合ではない。

かくの如く、個人事業の働きの疲れはジワジワとくる。朝から夕刻、夜まで仕事に時間を投入しない代わりに、休日がほとんどない。

ちなみに、既に定年退職してしまったわたしの配偶者は時として週休7日(ホントかよ(≧∇≦)b)今は、再就職先を見つけたがそれとて週休4日。

なに、少し年配になりゃ、お父さんの収入は年金で週休7日。なんてのは驚くことじゃないΣ(゚д゚lll)

で、節約のためにも一家の食事を1日3回作り続けたわたしは、もう少しのところでぶっ倒れた。

だっから、週に2日か3日5,6人の生徒でやってりゃ、ご飯作りくらいメじゃなかったんだがね。

なので、どうしたかっていうと、家族の昼ご飯を作るのは週休4日にすることにした。それ以外の日は、コンビニかスーパーで買って来ることにしよう。

結果、ピアノレッスン生業にすることは一見優雅そうだが、経営がなり立つにつれ優雅どころじゃなくなる。最盛期には家事は家政婦さんに来てもらっていた。というピアノの先生だっているのです。

完全両立を目指すよりは、ほどほどに致しましょう。