わたしは今現在、チャイコフスキーの四季の12月クリスマスに悪戦苦闘して、時間がない。時間がない。
と、心で喚いているが、この季節はクリスマスの曲の仕上げをしている生徒は多い。
毎年定番はジングルベル。必ず初心者で一人は発表会の演目に選ぶ。
ジングルベル、きよしこの夜、ヒイラギ飾ろう、もろびとこぞりて、あたりが定番。
そして何故か(うちの場合)毎年、小学校高学年くらいの男子に大人気なのが「戦場のメリークリスマス」
またの名は「Merry Christmas Mr.Lawrence」坂本龍一作曲。
かなり弾ける生徒なのか?というとそうでもなく、初心者の段階脱していなくても是非、12月の発表会には弾きたい。
いや、待てこれ難しいよ。けっこう難しい。
8分の12の出だしではじまる。
8分の12って何だと思う。通分すればいくつになるって問題じゃない。これは分数ではないのだ。拍子記号だ。
8分の12拍子名の上にフラットが5つもついてるじゃなのよ!
大丈夫か?
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わたしが持ってる映画音楽の曲集はこれです。
戦場のメリークリスマスも17曲目にあり。ピアノアレンジは編集部(なんのことだ?!)
生徒の方は幾分簡単めの編曲のやつを探し出してくれる。
だが、大抵はフラットは5つ付き、8分の12拍子であることには変わりない。
ファミファシファミ(ミとシはフラット)が余程、耳と脳髄に快いのか黒鍵まみれでもなんとか弾いてしまう。
更にその次のミファミシミ~♪もなんとか弾いてしまえる。ここから2分の2拍子。
難物はその後に続く、8分音符の羅列の和音。
ここは小学校高学年初心者以上ならばなんとか手に負えるが、小さい子供初心者は無理。
不思議に女子ではこの曲のリクエストはあまりない。何故か男子に人気がある。
今年の発表会のプログラムには「戦場のメリークリスマス」の題名にしたが、去年は「Merry Christmas Mr.Lawrence」にしたが、そのときスペルミスを指摘されて(入力ミスかも知れない(T-T))懲りたので、「戦場のメリークリスマス」にすることにした。
生徒からの「Merry Christmas Mr.Lawrence」にしてくれと、言われればそのようにするが、今のところそのような要望はない。
そんな要望があるの?というのは、時としてありますよ。
以前にSummerもしくは「菊次郎の夏」久石譲作曲について、プログラムに載せるのは「Summer」にしてくれ、「菊次郎の夏」の題名は止めて、、。
という、要請がありました。
クリスマスまであとひと月と10日。