小学校は6年で終わる。日本は中学までは義務教育なので次は中学生になる。
高校以降は義務ではないが大抵は進学する。
それが何か?って言うと、少子化なのとピアノレッスンが頭打ちというか飽和状態?!なのとで、組織化している音楽教室では大人になってからのピアノレッスンとか、老後始めるピアノレッスンを打ち出しているけど、やはりピアノレッスン旬でモードなのは幼稚園保育園の年中あたりから小学生なのだ。
ピアニスト目指す少年少女、ピアニストじゃなくピアノの先生目指す少年少女にとっては中学生くらいから、からだ大きくなって集中力も体力もついてこれからが旬なのかもしれないがうちのような町の音楽教室の場合音大目指すような生徒比率は多分1%くらい。
つまり100人にひとり、教室キャパは15人からせいぜい40人なので、そのような生徒が在籍していない事の方が多い。
音大受験科とか、コンクール特化組みたいなの作れば比率は変わるんだろうけれど、その気は今のところない。
そうなると中学入学というのは一種の関門。
はっきりピアノは中学に入るまで、と決めている家庭もある。
本人が中学生になったら部活とその他やりたいことあるから、、。ピアノやめる。
これで、やっとピアノなんて辛気臭い習い事から解放されるぜ。のようなノリがあることとて否めない。
そのようなことじゃ、ダメですね!ヽ(`Д´)ノとは、わたしは思わない。
中学に入ったらピアノやめる。は、生徒はピアノよりやりがいあることを見つけたのであろう。
もちろん中学の授業、部活とピアノとの両立は可能。原則ピアノレッスンは週に1回30分から1時間くらい、塾や他の習い事に比べて通うのにそれほど問題はない。
マイピアノで練習しなきゃならないのがキビシイが、それとて練習が足りないってギャンギャン怒るような先生じゃなきゃ間に合わせることは不可能じゃない。
今は進学、進級が落ち着いた時期なので。進学や進級で退会した生徒と継続する生徒がで揃い時間割が定着した。
中学進学組はみんな部活する。と言うのでわたし内心継続を危ぶんでいたのだが、、。部活してもピアノは続けてくれました。
公立中学だと、部活は週に2日はお休みする(これは教員の労働条件のためらしい。)そして夜の8時9時まで拘束されるようなこともない。なのでピアノOK。
だから発表会も出られるし、塾にも通ってる。
なんだか中学生は忙しいね。
うちの息子も卒業した横浜市立の中学、つまり教室の学区の中学なのだが、ここは公立中学とは思えぬとてつもなく硬派な!?部活があるのだ。
息子帰省のおり、学区の中学の部活について尋ねるも息子の情報はもう古くかつ、記憶も曖昧にさえなっている。
なのであまりアテにはならぬ。
その硬派な部活は吹奏楽部。
3月に定期演奏会を行う。しかも、真新しいコンサートホールを有する1番ご近所の私立中高一貫校、聖光学院のラムネホールで。
輝かしいコンクールの入賞歴を誇る吹奏楽部。
ヤマハに行くと見かける吹奏楽部と思われる少年少女。
吹奏楽部専門誌も置いてある。
息子の高校時代は野球部の応援に欠かさず来てくれた吹奏楽部。
中学の半端でない部活、吹奏楽部は週に2日は部活はお休み。の規定は無視。
部活は毎日、土曜日曜祭日も練習する。
そりゃそうさ。楽器というものはそう簡単に習得できるものでない。
まだマイ楽器なき頃は学校の楽器借りるんだろうから学校に行かなきゃ練習出来ない。
更にピアノと違って吹奏楽はチームなのだからマイペースで行うわけにはいかない。
驚いたことに(私立じゃないのに)合宿まである。
ご丁寧にもわたしの教室の夏の発表会の日と同日程。
やってくれるな!
これでお判りと思うが、そう、今年度中学に進学した生徒が吹奏楽部に入部したのだ。
3月の定期演奏会は先にしてもこれから管楽器を習得して、合宿、その次は横浜市大会に出場する。(大抵は県大会、東関東大会と進み、全国大会もきっとユメではないのだ。)
わたし、これは絶望と腹を括った。
ところが!!ピアノは続けたい。とのこと。
ただ、レッスン時刻は遅い時間に修正して、ハノン、エチュード、バッハ、曲のようなフルコースのレッスンは無理。
との要請。
そりゃそうだ。
それはわかる。
わたしも息子が高校で硬派な部活だった。(高校硬式野球部となるとピアノレッスンはほぼ絶望)
よくぞ、続けてくれた。
フルコースなんてレッスンしなくてもいい。
ピアノはマイペースで出来る。
発表会だって直前キャンセルがあっても直前で出演希望出されてもなんとかなる。
それでコンサートがぶち壊しになることはない。
ピアノは息の長い習い事。