エドナ メイ バーナム氏のバーナムピアノテクニックを導入したのは、随分昔。
このメソードうちで使い始めた頃の生徒たちは皆大人。
わたし、バーナム ピアノ テクニック導入書初めて見たときは、これは画期的だわ。
やはり、現代の生徒を教えるのは今生きているピアノの先生の作成メソードが一番いいに違いない。
で早速使い始めたのはこれ↓
バーナム/ピアノテクニック・導入書 [ エドナ・メイ・バーナム ]
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エドナ メイという名前からしておそらくは女性。
生年月日非公開、ついでにわたしも生年は公開しておりません。(*´∀`*)ほ
とにかく、ピアノを習い始めた少年少女、もしくは大人を盛大な16分音符の羅列でオドしてやる気を奪ったりしない。
導入書の1番は表題「歩こう」(テクニック系のエチュードなのに表題付き)この表題でこれから弾くテクニック練習をイメージします。
ほとんど4分音符で形成。
8小節。そう、初級版はこれくらいがいい。
更に簡易イラスト付き。このイラストで更にイメージをふくらませます。
「歩こう」の内訳は、ドレミファソファミレドードー、ドレミファソファミレドレミレドーーー。(両手)
これを丁寧に上行音型はクレシェンド、下行音型はディミニエンド。
指の付け根のお山(骨)が出るような丸い形の手で指先で歩いていくようなイメージ弾いてゆきます。
次、走ろうは4小節、スキップしよう、ジャンプしよう、両足ひらこう、も4小節。
導入から始まり、ピンクの本の1、緑2、茶色3、青4、とだんだん難しくなってゆきます。
青の本4くらいになればかなりの高等テクニックが身につくようになっています。
全調の練習版もあり。
とはいえ、全員必修にしているワケではありません。
何故か、ハノンのほうが早いうちから相性がいい。という生徒もいればエチュードをあまり必要としない生徒もいるからです。
あるとき、このバーナム ピアノテクニック導入書渡して、さあ、今日からこの本もレッスンしましょう(*´∀`*)小さな人のイラスト付きよ(^-^)
ドレミファソファミレ始めましょ。
このイラストのおかげでピアノ表現へのお話も弾み。いい感じじゃあないか!
そして1週間で全曲弾いてみてしまったって。
初見かそれに近い状態で弾けてしまったり、歌えてしまったりするソルフェージュの教科書だと、このようなことはある。
その場合は、ではその次に進みましょ。でも良いが、譜読み出来たところを詰めてゆく。
だが最初の意気込みは何処へやら、出来るだけ弾かないで済ませようという雰囲気になり始め、それじゃ(゜-^*)/次の1に進もうか?
「ええっーー!次があるの??」
あるよ。次も次もあるよ、、。
げんなりするなよ!あれほど好きって言ってたじゃない?バーナム先生振りたくなった?
そっか、1週間で詰め込みすぎて食傷したか、。
テクニック練習して欲しい生徒だったのでハノン薦めて、上行だけそれも1オクターブでいいから。
なんとそれからあっさりハノンに移行。
いずれ、ハノン先生との関係も倦怠期が来たら再度、バーナムの途中から参入しよう。
では、バーナム先生また会う日まで、しばしのお別れ。
テクニックのためエチュードは手段であって目的ではない。
バーナム ピアノ テクニックは子供向けって、こともなく人によっては大人の方にこそ最適です。
イラストと表題のイメージがどんなテクニックのための練習なのか?とてもわかりやすくて、曲の長さがちょうどいい。
ハノン、ツェルニーは体育会的ガンバリズム求めすぎ。
ですので、バーナムピアノテクニック、あるときウォーミングアップにあるときはクールダウンにも今日も怠りなく練習いたしましょう。