そもそもここに住み始めた頃はピアノ教室のための防音室をヤマハから購入した。今の家は機密性良好なので常識的な時間帯にピアノを弾くのであれば防音は特に必要ありません。
と、ハウスメーカーさんに言われた。昼夜逆転の時間帯に練習したい。っていうのならばそれでも防音設備は必要だろうが、今のところその必要性はあまりないと、思われる。
機密性がいい家が高級だ。というわけでもなく、工法の問題でもあるらしいのでこのことは、これから家を建てて中でピアノ及び近所迷惑が想定される鳴り物について考えを巡らせているいる方は、最初の段階で確認することをお薦めいたします。
ですが、今の家ならぬ以前の家はどう考えても機密性は良くない。古い木造の家でなんとなくガタピシしていた。これではピアノ演奏はおろか、生徒に注意を与えるわたしの声から、返事する生徒の声。ソルフェージュの内容まで表の道路にまる聞こえになるであろう恐怖を感じたので、大変大変高価な(#^.^#)ヤマハのアビテックス、ご存知の方はご存知防音室を購入したのです。
わたしが購入したタイプは部屋の中に部屋を入れる。したがって本来の部屋より狭くなる。ただし、二重に音は遮られる上に、何かしら遮音する工夫は施されていると見えるので家の外に対する防音効果は期待大。ほんとにアビテックスがあった頃はあのボロ屋なのでお陰さまで外からは音漏れしないと、ご近所さんからは感心されました。
ただ、家の中についてはアビテックスがある上の部屋には結構な音量で響いていたらしいので、同じ屋根の下に住む者への効果を期待する場合はアビテックスの置き位置をよーく、検討するのが良さそう。
もちろんヤマハだけじゃなくカワイにも同種の防音室は販売しております。どっちがいいかは比較検討したことがないのでわかりません。
わたしが使ってたのは規格品の防音室でこれは2畳からあります。2畳じゃグランドピアノは入りませんが、アップライトピアノならば問題なく入ります。入って、練習するのに問題はありません。レッスンだって出来ます。
わたしの持っていたのは6畳の大きさ。これだとC3のグランドピアノが問題なく入ります。
広い部屋に箱型の防音室入れてそのまま、レッスン室として練習部屋として使えばそこが独立した音楽室となります。
そしてこれまた、楽器メーカーでも販売しておりますが、ハウスメーカーのほうに話持ちかけてもいい案件。それは、箱型の防音室を持ってくるんじゃなくてここを音楽室、もしくは音響室にしたい場合、オーダーメイドで防音してもらう工法。
これが1番贅沢で、確実かと思われます。箱型防音室の欠点は規格が決まっているので、柔軟に対応してもらえないのと、当然家の中に部屋を入れるので天井が低い。そして部屋は狭くなる。
落ち着くことは落ち着くのですが、圧迫感はある。ピアニストには関係ないから、、。と、開き直りましたが、ヴァイオリニストにとっては立って弾くと弓が天井に突くそうだ。分数ヴァイオリン弾いてる子供ならば関係はあるまい。それに持ち運び出来る管楽器弦楽器、声楽の人はまだいい。
騒音の苦情がでそうな場合。浴室乾燥機能があるマンションならば浴室で練習したっていいのだ。楽器を持ち歩く事出来るんだからカラオケボックスで練習したっていい。
ピアノはそういうわけにはいかないから、気合入れて練習したければ防音室問題に悩む。ついでに家の機密性良くても防音室入れても、住宅地で草木も眠る丑三つ時に力の限り練習すれば四方八方にその音は響き渡ります。
それじゃ夜中しかピアノ練習できない人は、もしくは昼間や夕刻の時間だけの練習じゃ間に合わない人はどうするの?と、いうのはセカンドピアノにデジタルピアノ持つことです。ヘッドホンつけて練習すれば深夜早朝の練習でも問題はありません。
そうでなければ練習室を野中の一軒家、周りに防風林付きの物件でも不動産屋さんに探してもらうしかありません。
ご希望物件がメールで届きます。近頃は家探しも進化しております。