春の抽選会

昨日はあかいくつ劇の抽選に行ってきた。今年つまり2019年の10月から2020年の3月までの劇場使用権の予約をする。

ここは年に2回劇場使用権の予約会を行うのだ。第一希望日というのを提出するのだが、あかいくつ劇場を使いたく集まった人たちの希望が全くバッティングしなければ抽選は行わないらしい。が、普通そんなことはない。

今年の冬の予約は取れたことは取れたが、どうもこの12月あかいくつ劇場でのイベント多くて、希望の12月はそもそも取れない日が多いのだ。クリスマスの人形イベントでもするのかな?ここは12月は比較的取りやすかったのだが、、。

わたしは今回もくじ運悪く、集まった30人ばかりのあかいくつ劇場借りたい人々の中にあって、優先権27番目。つまり、26人もしくは26団体の人たちが先に希望の日に借りる権利を取得。わたしはその27番目にまだ空いている日にちを借り受ける事ができる。

でまた今回何故か12月希望する人多くって、えー!そうか?ここ3月の雛祭りにあわせて借りに来るとこが多かったんだけどな。

27番目のくじ引き取得権を有するわたしは12月の土日祭日は巡ってきませんでした。

決定は11月の終わり頃。11月では辛うじて秋。冬のピアノコンサートっていうイベント名にするのはなんだか変じゃないか?

なので今年の冬、いえ秋はあんまりクリスマスに因み過ぎないように選曲しよう。

ただ、ここまでは未だ仮予約。本予約は手付金を払い込んで契約が完了する。そうか、これもあるんだ。実は昨日はあかいくつ劇場の抽選会に行っただけじゃなく、5月頭の引き落としの通知書も届いた。

あのな。4月分ってこんなに支払い多いのかよ。所得税が差し引かれるのも4月だ。この上に秋の終わり頃のあかいくつ劇場への手付け、そしてうちは5月に調律も入れる。

昨日あかいくつ劇場から帰ってきて早速した仕事は(これだって全部仕事だ。)冬の(秋かも知れないけど)発表会の日取りが決定いたしました。皆様出演いたしましょうね。の配布文書を作成する。

あかいくつ劇場からの支払い通知書を待って、まずは7月の発表会。それが終わったら今回は11月の発表会にけてけてのけてイベント企画をする。

デジタルピアノでいいですか?

世の中にはピアノ習う以上アコースティックピアノを用意してください。無ければ買ってください。アコピじゃなきゃ教えてやんないよ。

というポリシーを貫いているピアノ教室はある。それは悪くない。悪くないが都会じゃ現実的でない。

うちはデジピでOKですが、それはアコピを置けるならばそれに越したことはないのだけれど、デジタルピアノでピアノの練習は出来ないことはない。そしてわたしは性格的にもアコピを買えと、迫る事が出来ない。

でもなんでピアノの場合、デジタルピアノとアコースティックピアノの音楽ジャンルを分けて発達する。ということにならなかったのだろう。ギターはエレキギターとアコースティックギターはちゃんとジャンルが分かれていて、なにもアコギ(阿漕のアコギではない。ギターのことだ。)が買えないからエレキギター(エレギっていうのかデジギっていうのか?)で練習します。って事無いだろうが。

それはエレキギターの発達のそもそも原点がなにもアコギの代替え品として出来たわけじゃないからだろうし、ギターはデジタルだろうとアコースティックだろうと置く場所の心配をする必要が無い。

そこにいくとデジタルピアノがアコースティックピアノの代替え品として流通してしまったのは、アコピというのは重たいので床の強度が足りなければ下手すりゃ抜ける。引っ越しするときには専門の業者に委託しなければならず、階段に1段につき幾ら、、。かかる。調律が必要となる。

そこに行くと練習用としてならこれでいいじゃないか?!って、ノリになるのがデジピで、軽いから家の中での移動可能で軟弱な床でも抜ける心配はない。引っ越しするときは普通にトラック乗せて移動出来る。調律も必要ない。

だものデジピでたくさんじゃないか?というのもわかるので、うちはマイピアノデジピOKなのです。

ですが、デジタルピアノには申し訳ないが、いくら良いデジピでもデジピはデジピの限界というものがある。最近の改良を重ねたデジピといえども、わたしのピアノヤマハC3という名のグランドピアノ、弾くと重たい。超重たい。肩が上がる。

そりゃ、肩まで使って弾こう。って、勢いになっているからだ。それは良くない。肩は落として力抜く。だけど重い。なんとかなりませんか?

では、調律師にその旨伝え、軽くしてもらおうか。だが、それはNGとなる。うちのピアノの鍵盤の重さは丁度標準でこれ以上軽くしたらピアノじゃなくなる。

そっか、軽くするのは可能でも当たり前だが、ピアノは発表会といえどもマイピアノ持ってくわけじゃない。会館のピアノを弾く。音響のいいホールならピアノの重さ感じないわよ。ってものも、ありですが、うちのピアノが重かったらフルコンサートグランド、弾いた途端に鉛が入ってるんじゃないかってくらい重く感じるわよ。

どういうわけか、完璧なチーチーパッパ組くらいだとあんまり感じないみたいなのですが、少し上達するとデジピ練習組はわたしのピアノが途轍もなく重く感じて、肩の力抜いて肘を脇から放して指を丸めて指先で打鍵する。ことに挫ける。

ほーら、だからアコピで練習しなきゃなんないのよ。っても仕方ないじゃないか。出来るだけ、わたしの老朽化しつつあっても一人前のグランドピアノでたくさん弾くようにして、アコピの鍵盤感覚を身につけてもらうしかない。

また、ピアノレッスンに嵌まった大人の生徒さんのほうが、貯蓄してアコピを買いたい!という希望に燃える場合が多い。お子様の場合。これは裏話にもなるが、どうせピアノは小学校まで、中学に入ったら勉強、部活でそれどころじゃなくなる。ということはピアノは絶対多数にはそれどころ、なのか?多分現実的にはそうなのだろうから仕方ない。

更に裏話は、たいていの生徒はロクに練習してこない。練習しないものデジピでもアコピでも関係無い。ならば軽量、コンパクト、調律いらずのデジピでいい。いえいえ、普段の練習おろそかな生徒さんだってちゃんと練習してくる場面ありますよ。それが発表会まえ。そのためにも発表会というモノは必要なのです。

よく受ける質問。このピアノ(わたしのヤマハC3)どうやってここに運び入れたんですか?それはね。グランドピアノは足とペダルは外れる。これを外して別口にする。そして本体は学校の体育館にあるマット運動用のマットの特大判みたいなので包んで、うちは掃き出し口から入れた。そのとき専用のこれまた刺し子様の帯をピアノかぶせピアノ運搬専用業者の方が肩にかけて後ろ押して強引に家に中に入れた。その後組み立てる。

それくらいピアノというモノは重たい。鍵盤も重いが本体も重い。

グランドピアノ2階に置けますか?って聞かれた事あるのですが、それはわたしにはなんとも言えません。まずは施工したハウスメーカーに確認しましょう。最近は家の建て方の技法も様々で2階3階にグランドピアノ2台や3台置いても最初っからビクともしない施工法というのもあるらしい。

繁盛するピアノ教室~グループレッスン

わたくし事ですが、このたびわたしは風邪ひいた。熱が出るくらいの風邪ひいた。わたしのような頑健なものが熱が出るくらいの風邪をひくのはそれは(医者が言うには)働き過ぎじゃあないか?って、そうかでは今年はポスティングやめるので、、。

だが、わたし働き過ぎるほど働いてるか?いやひょっとすると働いてるのかもしれないけれど、それに対する対価があまりにも少ないのだ。この倍働かなきゃ家族を養うくらいの稼ぎにはならない。もうちょっとで経済的自立ができる。くらい。

そこでまずは真っ先に思い出したのは息子のこと。息子の身をあんじてるとかそんな問題じゃない。息子はかつて進学塾の講師を務めていたのだ。稼働時間はわたしと同じくらい。でも、ヤツは雇われ講師であったにも関わらず、(給与明細見せてもらったんじゃないけど。)おそらくはわたしよりずっと稼ぎは良かった。

そんなの変じゃない!とは思わない。ピアノ教室と進学塾では顧客満足度が違う。ピアノを習う目的は?がどっちかというと曖昧模糊としていて、教養の一環として、あるいは子供がピアノを習いたい。情操教育のため、女の子にはピアノくらいは習わせてやる、ものだ。

だが、進学塾はシビアだ。この学校を受験して当然合格したい。目的意識が超はっきりしてる。面倒見も進学塾はいい。夜の10時くらいまで自習室は開放して自主勉強に励めるような設備になっている。これはいいな。と思う。ピアノもレッスンが終わったあと、レッスン室とは別に練習室設けてそこで、今日注意されたこと、もう少し練習すれば合格点になるところ、新しくレッスンする曲を30分から1時間くらい練習すればずいぶん効果的だと思うのだが、今のうちの設備ではムリ。

そしてなにより、ピアノレッスンは1対1。生徒が増えれば時間が取られる。だが、塾の類いはワンレッスンで生徒を何人も入れるため、ひとりふたり生徒が増えても稼働時間は変わらないのだ。

つまり効率がいい。ピアノというのは超効率悪い教授方法なのだ。

それじゃ、効率よくするにはどうしたらいいか?グループレッスンすればいい。こんなの新提案でもなんでもなく、某ヤマハでも某カワイでも大会社の参加の音楽教室はどこでもやってることで、それぞれに盛況です。

更にこの大手のグループレッスンいいものらしく、どこそこのヤマハが撤退したのカワイが教室やめたの。って、グループからの離脱図ろうとして、うちに問い合わせてくる人はいるのですが、たいていは別の場所の同じ系列のグループレッスンに戻って行きます。

だが、ここで問題点はあれは大会社だからグループレッスン用の設備なんざ朝に夕に簡単に整備できるから出来るのであって、個人で出来るモノか?

その疑問に答えるべく、わたしが参加したある講習会ではやはり街のフツーのピアノの先生でもグループレッスンは出来る。曖昧模糊な目的意識で通ってくる生徒が多い場合はそのほうがレッスンじたいも面白い。

本当かいな?

だが、長い年月の間、わたしもミニグループレッスンはやったことあります。そもそも、わたしが用いるバスティンメソードは小さい子供向けだと個人、グループどちらでも使い勝手いいように編纂されているのです。

ピアノを弾くことそのもののレッスンはひとりひとり見るモノの、ソルフェージュ、楽典、リトミックはグループでレッスンした方が圧倒的に効率はいい。アンサンブルも出来る。

今はうちはグループでのレッスンは行ってないけれど、グループレッスンを推し進めるのは設備よりなにより営業力が必要かと思う。つまりは1時間に4.5人の生徒を集めるにはなにより、グループレッスンの利点を説明して入会希望者を説得することだ。

子供の生徒は複数人数になるとふざけたり遊んだりしてしまうので、それを叱って泣かせたりしないで指導の方向に持って行くとか、クラスのばらつきが出てしまうのはどう収拾するか?とか、指導案の作成の苦労とか。以前に、グループ結成できるほど生徒集めるの大変だと思う。

だが、今までは子供の生徒のことばかり考えてきたが、大人それも時間の余裕のあるシニア世代のグループレッスンってどうだろう?

「仲良しのお友達同士で、音楽のレッスンしませんか?」みたいなコピーを作って、生徒募集をする。チラシを配る場所は町内会館の老人クラブ。シニア世代の方々が大勢集う、公園のゲートボール場で門配ならぬ公園配を行う。

シニアのためのグループレッスンならば、レッスン修了後はお茶とお菓子を出して談笑タイムを設けた方がいいかしら?繁盛したら次のレッスンが控えているので、お茶とお菓子の談笑は別室で行った方がいいだろう。

教室名はスタジオラッキーキャットのシニアミュージックサロン(#^.^#)

イギリス館のピアノがかわった!

どうにもやる気が出ない。眠い(-_-)zzzこれは良くない傾向だ。ウツ病になりそう(T-T)

3月の5週目休みを楽しんでイギリス館でノクターンを弾こうか?と、考えていたわたしだが、あまりにやる気が出ない。こりゃダメだ。ノクターンは7月に取っといて、今回イギリス館で催される研究会は演奏はパス。

もう、1日寝てようか?とさえ思ったが行きます!って言って昼食の予約も取って仕舞った後なのだか瀕死の重体ならばいざ知らず、ドタキャンするわけにもいかないだろう。

なのでわたし10時10分20系統のバスでイギリス館へ向かう。普段ならば10時半開始ならば10時頃に着くように向かうのだが、、。調子が出ないのだよ(T-T)

だが!みなとのみえる丘公園前で下車して、ピアノより今日は庭園巡りでもしたい気分ぢゃ。のノリでたらたらとイギリス館の扉を開けてホールに入った途端。わたしは半分眠りそうな瞳を見開いた。

イギリス館ピアノ替えたな(O_O)(またも裏切ったな💢)

イギリス館のホールです。新しいピアノはカワイのピアノ。

待て、今日は演奏披露はしないが、このピアノ弾かせてくれ!カワイに替わってるんだったら不出来でも、暗譜はさっぱり出来ていなくても楽譜が重くても持ってきて弾いたのに!あー、もったいなや、、。

わたし1曲通して弾くのはムリにしても、試弾。ところであのヤマハのSシリーズはどうしたんだ?あれ評判悪くって返品したのか?

どのピアノがいいかはピアニストの好みの問題。わたしはヤマハのSシリーズよりカワイのシゲルカワイの方が好き。

その日の研究会は滞りなく(つまりわたしひとりが準備出来てません。って、演奏しなくっても)終わった。

だが、わたしはつらつら考える。横浜市よ。わたしをあの手この手で閉め出そうたって、そうは行くか!横浜市民、5人用意すりゃイギリス館は借りられる。ゲリラ作戦を用いて権利を取得するのだ。

まずうちの家族は3人。水戸市民になっている息子は早ければこの5月に東京勤務になる。息子の住民票をこの家に移そう。それで3人。残るは2人。

なんとかして人集めをするんだ。

やっぱりイギリス館でコンサートをしたい。ミニ発表会もしたい。

その日、イギリス館となりのレストランで食べたお昼ご飯がおいしかったのでまさか、こんなことにはなるまい。と、思ったのだが、それは悪魔の如くやってきた。

どうも調子が出なかったはずだ。わたしは5週目休み楽しむどころかその後、38度もの熱出して寝込んだ。医者の見立てでは単なる風邪だ。ってこと。発熱以前に風邪の病原菌が体内で暴れる機会をうかがっていたのだ。

なお今回の病気は働き過ぎによるものらしいので、今年の春は生徒募集中のポスティングは見合わせることにした。

ブルクミュラー18の練習曲再び

なんでそんなにツェルニー30番を嫌うんだ!あまりの嫌われさ加減にわたしは諦めて、しばらくツェルニー30番はお休み!の処置を取る。

不思議な事に成人の生徒さんはそうはツェルニー30番を嫌わない。真面目、真面に見てきてくれる。

嗚呼少女に嫌われしカール・ツェルニー先生。(うちの教室ではツェルニー30番お勉強中の少年はいない。)

わたしの少女時代はどうだったかな?いや、一応わたしは高校から専門教育受けたので、嫌いだからヤメ。は、NGであった。嫌いな曲だって試験曲に選ばれることあるもんね。

だが、練習曲ハノンだけってのもね。よほど熱心にあのダダダダ、ダダダダやってくれるのならばいざ知らず、ハノンはハノンでハノン先生の自己申告ほど面白く作られてるわけでもないので、初見及びそれに近いくらいのノリで弾けるのをいいことに、そう熱心にダダダダと4オクターブのスケールをお復習いしてくるとは思えない。

ハノンはハノンであれはウォーミングアップ用、曲として練習してるんじゃないわい!のモードがあるので、(これはわたしとて同じ。)曲の仕上げの方が大事。ということになってるのか。

だが、やはり偉大なるツェルニー先生。エチュード練習した方が上達の早道。指動きの滑らかさ、アルペジオの手首の柔らかさへの上昇が今ひとつ今ふたつ。だが、この先生がそんなに嫌いならばそこまで嫌いにならない先生を探そう。

そこでわたし、大昔にいいわよ。と、知人に言われて購入したっきり、書棚の奥にしまい込んでいた。ブルクミュラー18の練習曲を使うことを思い立つ。

この18の練習曲の前編とも言うべき25の練習曲の途上、終わりの20番過ぎ辺りでいい加減に食傷して早く25番にたどり着きたい。だからなん曲か抜かしたい。のリクエストさえあるので、皆さんブルクミュラー先生には飽き飽きしてたのかと思ったよ。


楽譜はこれです。音楽之友社版、実になんの変哲もない。全音出版からも出てますが、これまた変哲ない。ヤマハミュージックメディア出版のお派手な楽譜とはなんという違いでしょう。

派手さはないが、値段を見てください。なんという安さでしょう!18曲なので本は薄い。

ツェルニー30番がそのように嫌いならば、ブルクミュラー18の練習曲で攻め直すことにいたします。

ブルクミュラー先生のファーストネームのほうはジョアンらしいのですが、そのあとにフリードリッヒ フランツと続く。長い名前だこと。1806ー1874。カール・ツェルニー先生が1791ー1857なので、ツェルニーの方がおじいさんではあるものの世代的には全くかけ離れてるわけじゃない。

わたしはブルクミュラー18の練習曲でレッスン受けたことがないので、これから18曲弾いて指導について思いを巡らせようと画策中だが、ブルクミュラーらしく、全てに表題がついている。エチュードでありながらペダルの指定、そして25の練習曲もそうなのだけれど、曲想記号が多く用いられている。

ブルクミュラー18の練習曲の練習曲どのような効果があるか?今日はこれから、春のポスティングに出てそのあとブルクミュラー18の練習曲を1曲づつ弾いて指導案を考査しよう。