3分の壁 

昨日わたしはよみうりランドにあるジャイアンツ球場に二軍戦見物に出かけるのを諦めてピアノの練習。
ピアノの練習時間は強引に作らなくては湧き出ては来ない。

最近はうちの教室は木曜日が休み、休みはピアノレッスンからは離れて気晴らしをしよう(#^.^#)と、ばかりは言ってられない。
良いか!それを言えるのはその週のノルマを果たした(営業かよ)場合、時間を奪い取る強引さに乗り遅れた先週と今週始め全く持って練習ノルマは果たしていない。

ジャイアンツ球場は諦めるのだわたし、今週来週前半ノルマを果たしたその暁には次の木曜日、今度はジャイアンツ球場ではなくロッテ浦和球場に出かけるのだ。
だが、それとて1日中遊んでていい。ってことにはならない。
朝練習してから行くんだ。

このようにぷるしゃりみかんゼリーを2本も(熱中症対策のため)用意して冷凍庫で冷やし固めていたものの、先週のずるけが祟ってさっぱり進まぬピアノの練習を朝から開始した。
気合入れてガンガン行くわよファイト♪。゜+.o((◕ฺ∀ ◕✿ฺ))o

わたしの練習は、まずは朝早くっても8時だけど平均律から始める。
それは朝8時を早朝と解釈する人がいることを考慮して、大音響を発しない曲を選んだためだ。

平均律の出来上がりは思ったよりいい。
いいが相手は4声体のフーガも含まれる。そう簡単には落とせない。
フーガについてはまた後日報告する。

その後、はっきり世の中がザワつき始め且つ、生徒がまだやってこない時間帯に1番間近に弾く曲を仕上げる。
100回弾け。が原則なので猫ノートに何回弾いたか記録する。
ついでに、ノルマのOK、NGも記録する。

7月にマトモ演奏予定はまたまた、(ホントまたかよ。)革命のエチュードです。今度こそ立派に仕上げてカワイのピアノで弾くのだ。
さて、なん10回かは弾いてみせたわ。
これなら、7月には間に合わせられるヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀~~~




やれやれ、これでこの調子で下り坂にならぬよう続けりゃOKだわ。
と、考えるわたしに超ド級の魔物が降り立った。

発表の機会は夏の教室の発表会、全体のバランス見るためにわたしは何分かかるか時間を測定した。
3分15秒。

こんなもの?!指定速度にメトロノーム合わせたらちょっと遅い?!
待て、迷うな今の時代このような時にこそYouTubeが活躍するのだ。

そしたら、、。Σ(|||▽||| )ガーン、大抵のピアニストは2分代で弾いている。
30秒テンポ速くするんだわたし。

もー、3月の失敗で懲りて慎重に弾きすぎてたのが敗因だって、テンポアップぢゃ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
だが、速めに弾くと必ずバラける箇所が出現、このテンポに合わせて指よ動いてくれ!!

やっぱ、辞めようか?という考えが頭を過ぎる。
こんなブッソーな曲にチャレンジするのはやめて、初見でも弾けそうな可愛い曲を楽譜おいて弾いて、ピアノの練習はほどほどにして人生を楽しむのだヾ(@⌒ー⌒@)ノ

だが、わたしその考えは強く拒否!
来年は演奏活動をしよう。と、決意し、その証として髪を短く切った。
何のためにあたかも男の子のように、あるいはスポーツ少女のようにショートカットにしたんだ!

ジャイアンツ球場を諦めた甲斐があって、今日とうとう3分を切って弾けるようになった。
体育会かよ!?
演奏って体育会的根性も必要となってくるんです。

ショパンエチュードの12番革命、3分代で弾いてるピアニストだっています。
そのスタイル確率しちゃえば、速さ競うわけではないのでコンクールならぬコンサートではいいのだけれど、わたしはそのスタイルじゃない。
やはりショパンエチュードとはいえ、エチュードはエチュードのスタイルで弾きたいのだ。

とにかく、時間強奪を行い。来週の休みこそ少しは気晴らしに出かけよう。
だが、30秒もの時間短縮に成功したものの、今日は疲れ果てさらに言えば食事制限してるわけでも激しいスポーツしたわけでもないのに体重が減った。

わたしにとっては演奏活動って究極のダイエット術なのだ。
やはり体育会的頑張りだからか?





バッハ平均律10番2声のフーガ

かつて横浜市では広間演奏会という催しがあった。
今でも開催されているものか?

興味を持ったのは演奏会に聴衆として参加しよう。と、考えたわけではない。
出演者を募集しているかを知りたかったのだ。

再度音楽教室を始めるに当たって、これからの教室はブランド化を目指せ!
というご意見が尤も。と、思い。ではうちもブランド化いたしましょう。

だが、わたしのブランドって何だ?
残念ながらわたしは超難関の音大出身じゃないし留学経験もコンクール入賞経験もない。
「人間教育も行っております。」と、胸を張れるようなキャラでもない。
保育園、幼稚園の先生の資質もあまりないのでリトミックの指導も出来ない。

思いついたのは弾けること。
だが、これの欠点は自己申告ばかりじゃアテにならぬ。と、考えられること。
したがい、どっかで弾いてみせよう。

発表会でまずは次こそ弾くことだが、これは年に2回、横浜音楽研究会というところに所属していて発表は行うが、これは内輪。(ついでに発表会だって内輪だわ。)
そこで思い出したのがカノ広間演奏会。
さて、オーディションやってるか?!

ったら、やってたv(=^0^=)v
年齢制限は上限はないみたいなので受けに行くことはできそうだが、なんと日程は6月。
来月か?!なんとかならないか?!
Σ(|||▽||| )ダメ、とりあえず今年は諦めなきゃダメだ。

課題曲が平均律のフーガだと\(◎o◎)/!それも暗譜。
弾けないの?ってことないわ。弾けるわ。
だが、来月じゃ間に合わない。




この演奏会のオーディションについてのことは後日に譲るとして、平均律、一時はよもや2度と弾くことも指導することもないであろう。と考えていた。
ピアノの旧約聖書。らしい。

来年、このオーディションが行われるか定かでないし、課題曲はわたしを裏切り平均律でないものを出題するかもしれない。

だが!チャレンジするのだ。(平均律暗譜するのか?!時々わたしってつくづく懲りない人だと思う。)
このような場面で平均律のフーガを暗譜して弾け。と、いうことは違う場面でもきっと平均律と関わる場面があるに違いないのだ。

では、何曲かの出題の中でわたしが弾いたことあるやつから制覇しよう。
10番のフーガホ短調。
この曲1巻の中では唯一2声。
勇猛果敢にわたし5声のフーガに挑戦したこととてあるが、平均律から離れていた今声部の少ないやつから取りかかる。

2声ってなんのことよ?!はね。平均律はプレリュードとフーガがワンセットになっている。
プレリュードはフーガの前座で特別に何声。というとはないのだが、フーガの方は2声だと右も左も類型のメロディーとなる。
動機となるメロディーから始まって、それがある程度のケリがつくと5度上の音から左手でそのメロディーが始まる。
そこから複雑怪奇な展開となり、声部というように両方が声であるかのように語り合うのだ。
手は2本あるので2声だと、間に合う仕組みとなるが、3声だと片手が2つの旋律を担当することとなる。

練習するは1声部ずつ弾いていくのが鉄則。
困ったことに1声部づつだとなんとか弾ける。
4声だと4回、5声だと5回となるが、これを合わせる段階になると3声でも(本当は2声でも)うまくいかない。

だって全声部旋律の切れ目が違うんだよ。うまくいく筈ないじゃない。
そのように開き直るワケにはいかないので合わせるが、4声、5声となると縦線合わせるだけで精一杯になる。
フーガなんだから横の流れ意識しろ!って言われても、、、無茶言うな!!

4声、5声の苦労はさておいて(2声から始めるんだから)どこの版でもかまわぬ。
というお達しもある。

楽譜なんてどこでも一緒でしょ。というのは大抵は当たり。
ペダルの位置が若干違ったり、モーツァルトのトルコ行進曲だと、シラソラが多分モーツァルトが書いたとおり装飾音符で表されてる版も、全部16分音符で表記している版もある。
が、そう大きくは違わない。

ところが、ヨハン・セバスティアン・バッハ大先生の曲は音符位置は変わらねど、版によって違うのだ。
モーツァルトの時代は今のピアノより軟弱ながらもピアノという楽器は存在しモーツァルトピアノソナタはピアノのために作曲された。
もっとも88鍵ではなかったらしい今のピアノより小さいピアノ。ながらもピアノはピアノであった。

だが、偉大なるバッハの時代はピアノそのものがなかったのだ。
そう言うと、それじゃどうしてたの?
と、尋ねられるのだが(ははは、おもちゃのピアノだったんだよ。)この頃はピアノの前身のハープシコードとかクラヴィコードと言われる鍵盤楽器でそれらの曲は演奏されていた。
どんな音かというと、デジタルピアノ持ってる人はハープシコードの音が入ってると思うので聴いてみましょう。

でまた、このハープシコードその他の楽器は今のピアノのように黒くノッペラボーではなく様々な装飾が施されて美術品としての価値は高かったんだろうけれど、強弱はほとんど付けられず鍵盤楽器としては今のピアノの進化前の形態。
小さく軽い楽器だったに違いない。(わたしはこの手の古典楽器弾いたことがない。)

しかもピアノのように標準規格なかったので2段鍵盤のヤツもあり。

なので、現在のピアノで弾くために編纂(この字は書けない!なので自筆するときはひらがなで書く)が行われたのだ。
その版は多数存在する。

この広間演奏会のオーディションは誰が編纂したのでもはたまた原典版を用いても暗譜して弾けば良い。ということだ。

わたしが持っているのは春秋社版。

これの↑の1巻。楽天に2巻しかなかった。井口基成 校訂版。

原典版にはないはずのフォルテもピアノもレガート、スタッカートの指示もついています。

では、この版で1声体ずつ弾きましょう。
ここで困った問題発生!
allegroこれはいい。出だしフォルテ。これもいい。
次(non legato)なんだって!バッハがそうしろ。って言ったのかい?言うはずはない。いやわからない。
バッハは1750年にしんでしまった。

わたし、このフーガ、ノンレガートで弾きたくないのよ。
ときたま、全てノンレガートで弾きたくなるバッハ曲というものがあって、その時ついていた先生に「スタッカートで弾いたの?」
と尋ねられ、「変でしょうか?」と言ったら「好きにすればよろしい。」(@^▽^@)
だからいいじゃないか!

ではない。これはレッスン受けに行くんじゃない。オーデションだ。
どこの版か書き込む欄があるに違いないのだ。選出した版に忠実に弾いているか審査するのかも知れない。

なので、ノンレガートの指示のない版を探そう。
ちょうど明日から連休、わたしは大人の生徒さんのお友達の絵の展覧会が行われている銀座に行く予定がある。
銀座のヤマハに行って、わたし好みの編纂の版を探そう。

この場合は直接楽譜売り場に行くに限る。
楽天やAmazonに電話して平均律の10番のフーガ、ノンレガートの指示のない版ありますか?
って、聞くわけにはいかないだろう。
何聞かれてるんだかわからない。っていう可能性のほうが大きいわ。

ヘンレ版が、多分原典版と思う。
だが、ヘンレ版の欠点は日本語解説ついてない上に値段が若干高い。

とにかく楽譜が山をなしている銀座のヤマハに行こう。
もしかすると違う編纂の班を幾つか買うかも知れない。

わたしと平均律とのご縁は当分切れそうもない。





シニアの童謡・唱歌集あるいは短調に満ち満ちた唱歌

本日、わたしの演奏予定は悪天候により流れた。
野球の試合じゃあるまいし、そんなことあるのかいな?

とも思うけれど、流れる時は流れる。
わたしコンサート予定が中止になったことは始めてだけれども、シニア向けの童謡伴奏のリクエストが入ったそのことから予想されるように年配の方の多い会合でのピアノ伴奏及びソロの演奏のリクエストであった。

なので、悪天候におけるアクシデントを予想して中止にしてしまった。との主催者からの連絡が入った。

わたしはこの演奏依頼について深く反省していることがある。

行われなかった演奏の反省があるものか!ですが、実はわたしこの中止になった会合における演奏リクエストについては深く反省しているのです。
話が来たとき、春の小川の伴奏以外2曲くらい想定して、今日までにもっていけそうな曲を無難に選んだ。

これなら、そう準備に手間取らないで弾ける。
と思って選んだのが「アニトラの踊り」とモーツァルトの「トルコ行進曲」このような小品が良いであろう。でも。

これが、きっと失敗したに違いない。
そう、悪天候で中止になるようなイベントなのだ。だからして、年配の方が好まれるような選曲をすべきなのだ。
おそらく、アニトラやトルコ行進曲はこのイベント的には重い。

もっとライト、かつシニア的ポピュラーな曲そして、期日に間に合うくらいの難易度のものを探すのだ。

準備したこの曲集の中から、シニアの方々がみんな知っていて「アラ懐かしいわ。」と、思われる曲。
女性ならば、今時のJKならぬ女学生とその年頃の少女が呼ばれた時代、きっと美しい女声合唱で歌われたであろう(男子と女子は別学出会った時代の話です。)外来種の「のばら」ウェルナーのほう、「峠の我が家」「埴生の宿」「サンタルチア」「アニーローリー」。

男性であれば、「故郷を離るる歌」これはわたしの父親から聞いた話だが、卒業の歌の定番だったそうだ。「とうだいもり」「故郷」「かあさんの歌」あたりが、良かったと思う。

童謡や唱歌にシニア向けもジュニア向けもあるのかいな?と、わたしも昔は思いましたが。あるのです。
このシニア向けの童謡唱歌、「春の小川」でさえ知らない小学生はけっこうおります。
「こいのぼり」「茶摘み」「証城寺の狸囃子」「たなばたさま」「たきび」くらいはほぼ、現代少年少女もクリア。
今でも歌われているらしい。

だが、うちは横浜であるのに「赤い靴」知らぬ。という小学生も存在。この歌はハ短調、なんだか暗くない?と、言われたが暗い。そして微妙に怖い。
「青い眼の人形」に至っては知ってる少年少女皆無。
若い世代には若干支持者あり。

「黄金虫」は歌ったことがある。という小学生もいたが、感想は暗くない?!暗いね。ニ短調。
「花嫁人形」も知ってる小学生は調査の限りではいなかったが、♪き~んら~んどーーんすうーの♪の歌詞の華やかさからかけ離れて、これも暗いト短調。

「絵日傘」という歌に至ってはわたしも知らない。この曲も歌詞の華やかに比べ微妙に暗い。イ短調。
題名からしてこれはわたし知らない曲だわ。
と、思ったは「美しき天然」これまたハ短調。

試しに「美しき天然」弾いてみたのだが、、!!
おんや!この曲は知ってる\(◎o◎)/!
もーなによ。チンドン屋の曲じゃないよ。
チンドン屋のあの派手な風体にしちゃ、これまたどことなく暗いけど、間違いないかつてはこの曲で商店その他は宣伝活動を行っていたのだ。

だが!チンドン屋そのものを今時の若い者は知らないに違いないのだ。
やはり、シニアのためにはシニア世代にやさしい曲選びをすべきなのだ。

今回は曲目選びの失敗が中止によりバレずにすんだが、このような依頼は来るときは来るのだ。
準備は怠りなくしておこう。

これで思い出したけれど、昔老人ホームでコンサートしたときはやはり、シニア向けの童謡を弾いた。
明日の夜明けは5時8分。ずいぶん夜明けが早くなった。

早い夜明けに合わせて朝練習はシニア向けの童謡を練習しよう。
そしてジュニア向けコンサート依頼が来るかも知れないのでジュニア向け唱歌も怠らずに練習しよう。





シニアのための童謡・唱歌集~春の小川

イギリス館での研究会、演奏発表が終わり7月の我が教室の発表会までは音楽会でピアノ弾くことはないであろう。
わたしに演奏依頼が来るものか!
さあて、ここ何人か新入会の生徒もいることだし、染井吉野は散っていったがぼちぼち八重桜見物にでも出かけつつ、教えることに専念しピアノの練習は春でもあるので?!ほどほどに、、。
と、考えていたら、、。

来たのだ!!(゜д゜)演奏依頼が、、(´∀`*)
もおーー、来るときゃ来るって、、。
だから、シューマンやショパン、リストの超難曲目尻釣り上げて負けん気全開にして生徒のいない時間、陽のあるうちはピアノの前を離れるものかーー!
のノリで100回弾いてもラチがあきそうもない練習ばかりしてないで、エリーゼのためにに代表されるような珠玉のピアノ小品、を幾つかモノにすることを考えるのだ。

演奏依頼来るったって、ハンマークラビア全楽章弾いてくれなんて注文はわたしには来ない。
ピアノ小品とみんなで歌いましょう。の伴奏してくれ、っていうノリの依頼だから、、。

今回は歌伴奏のリクエストは「春の小川」
「┐(´∀`)┌ハイハイはい、伴奏譜ならうちにあるはずですから、探して弾けるようにいたします。」
と、お返事。そして、家中の楽譜の山からクラシック曲の楽譜、ジャズスタンダード、映画音楽編、アニメヒッツピアノ曲集、ディズニープリンセス、クリスマス連弾集その他は無視してひたすら保育園、幼稚園の童謡、子供のための唱歌ピアノ伴奏、あたりをピックアップして探しまくる。

おやまぁ、最近のお子様たちには流行ってないのね。
どこ探してもないのだ。

ならばどうしたらよいか、、。
入手しよう。
だが、これはAmazon、楽天ではなく楽譜売り場に直接行ったほうがいい。

何故なら、このような依頼の場合、普通の人たちが歌う場合あまりに手の込んだ編曲の伴奏だと歌うことが困難になるというリスクを背負う。
かといって、主要3和音を弾いているだけの伴奏では手抜きだ。
音符玉の配列を直接見るに限る。

なのでわたしは先週バレエのレッスンをサボってヤマハへ向かった。
だが!!
今時は保育園、幼稚園では春の小川を歌わないらしく、ないのだ!!
女声合唱曲集ではあったが、なんと童謡のメドレー。

春の小川よ何処にある。こりゃわたしが採譜して編曲しなきゃならないハメになるのか?この作業わたし嫌いなのよね。

いーや、ひょっとして、、。
ありました!

これです。

シニアなのかい?!
で、この編曲ならば合唱部の人々でなくても歌いやすい伴奏で、かと言って手抜きには聞こえない程度には凝っている。
春の小川含めて全36曲、春夏秋冬に分かれていてサンタルチア(夏の歌)アニーローリー(秋の詩)のような外来種もある。

スィングの曲はゼロ、短調の曲多し。

いい加減シニアの年に近づいたわたしでさえ知らない曲も幾つかあり。
そもそも「春の小川」最近の小学生くらいだと知らない子は知らない。

だが、このシニアのための童謡集については後日に譲るとして、、。

やさしい歌の伴奏と、ピアノ小品を弾いてくれって依頼は来るときは来るのだから、常時「エリーゼのために」「子犬のワルツ」「花の歌」あたりの曲は弾けるようにしておくのだ。
英雄ポロネーズ弾いてくれ。って、依頼は来ないから(多分)。

今回弾くのは例の「アニトラの踊り」とモーツァルトの「トルコ行進曲」小品及び誰でも知ってるクラシックの手持ち曲がこれしかない。
という、情けない事情のため。これではいけないのよ、わたし。

レパートリー増やしましょう。

トルコ行進曲。イ長調に転調するあの16分音符の連なり、またまたバレエのレッスンはお休みしてぜえったい固まらないように練習しましょ。





イギリス館の新しいピアノ

3月30日の午前、わたしは山手町へと向かう。
この日は研究会の発表の日。
目指すは港の見える丘公園に隣接するイギリス館、横浜市が自慢する洋館のひとつ。

ここでは1階のサロンを借りてコンサートを催すことができる。
ホールといっても舞台があるわけではないのでサロンコンサートの形式をとるのが普通。

コンサート開催中は1階のピアノの部屋は関係者以外立ち入れないが、建物の見学はすることが出来る。
風格のある古い洋館。
なんとなく小説に出てくるみたいな、ゾゾッとするほどブリリアントな雰囲気がある。

普通のうちの倍も横幅のある階段の踊り場からの風景。

窓からこれまた西洋風の薔薇が主役の庭園を望む。
本物のお嬢様になった気分を味わえる。

昔は厨房(20年くらい前)も貸してくれて、お茶、お菓子付きのコンサート、コンサートの後はお食事会も出来た。
これが元はといえば個人の邸宅の台所、お弁当屋さんや旅館の厨房じゃありません。

館の半分位は(それでも半分なのですよ!)見学出来るが、この日はイギリス館見物に来たわけではない。
わたしはピアノを弾きに来たのだ。

なので、屋敷の見物庭園見物はほどほどにして1階サロンのピアノへと向かう。

向かうが、イギリス館ピアノ替えたな!
確か去年の秋は以前のセミコンサートグランドのままだった。


これが新しいイギリス館のピアノ。

なんだかここのところヤマハのこのシリーズに縁があるな。

9人くらいの研究会で半年仕上げた曲を披露する。
わたしの演奏曲目はフレデリック・ショパンのエチュード12番Opus19Nr.12革命のエチュード。
さぁヤマハS4わたしの魅力を引き立たせておくれ。
期待してるわよ。上手くいったら兄弟ピアノ買ってやるから、、。

だが、見事期待裏切りその日の出来は最悪。
落ち込んで予定している食事会に行っても食欲さえわかず、食べ物の味のわからなかった。
なんてことは全然ありません。

わたし、喝采の瞬間はしつこく覚えていても悪かった演奏は終わった途端に忘れる。
という特技を持っているので、立ち直りは超早い。

立ち直りが早いのだって芸のうち。

それにわたしの演奏よりもっと期待裏切ってくれたのはヤマハS4と、横浜市のポリシー。
雪の日に指弾したヤマハのSXシリーズはそんなこともなかったのに、今度のイギリス館のピアノ凄い弾きにくい。
このピアノわたしの打鍵に反抗するのだ。

もー、言うこと聞けって(`・ω・´)
悪い子なんだから(;_;)良いピアノというものは打鍵の先読みして動いてくれるんじゃないか?
ってくらいレスポンスが良いものだ。

奇妙に鍵盤は重く。音がくぐもぐっている。
いえ、ピアノのせいにはいたしませんが、わたし的には以前のセミコンサートグランドのほうが良かった。

ピアノは選べる時は選べるがイギリス館にはこれしかピアノがないのだから選びようはなく。
次回の研究会もこのピアノ弾くので、感度の悪いピアノの癖はよく覚えておこう。

そしてだ!びっくりすることには、このピアノ様には注意書きがあって、
その1ピアノ動かすな。
(これは納得)
次、忘れたがこれも納得は出来た。

その次が意味不明??
大きな音で弾かないでください!

この注意書きに気がついたのは弾いてしまったあと。
フォルテで弾くなってことか?
ハハハもう遅い。

思い切りフォルテシモで弾いてしまったわよ。
悪く思わないでくれ。(何考えてんだろう?横浜市)

演奏の出来は悪く。ついでにピアノまでわたしとの相性は非常に悪かったが、外は春爛漫。美しい庭園を散歩して、エリゼ光でお食事。
お洒落なお店で食事するのは去年の発表会の打ち上げ以来。

お料理は美味しかったし、窓から見渡せる外人墓地の景観も良かった。

メゲずに、次からはもっとクラシックの演奏家らしくドレスアップして多少性格悪いピアノ相手でも見事に弾く。
次、イギリス館でピアノ弾くのは9月。

そして革命のエチュード次弾くのは7月、この時のピアノはカワイSK6このピアノとの相性はいい。