扶養家族範囲内のピアノ教室の憂鬱

生徒5人のピアノ教室その誤解

最近はリモートワークが普及して、お父さんたちも一斉に在宅勤務に突入したこともあって、かつてのような、あるいは誤解、または認識してもらえない被差別感は減少傾向にあると思うのです。

扶養家族範囲内でピアノ教室主催していて、妙な閉塞感あるいは孤独感、もしくは実際の被害。

それは、日々10人もの生徒が入れ替わり立ち代わり、やってくる教室主催していればご近所の町内会の奥様方も「あのおうちは音楽教室なんだわ。」と、認識してくれる。

だが、生徒5人だと平日丁度1日一人。そうです。地域密着型のこの仕事、1日一人しか生徒が訪れないとなると専業主婦にカウントされているのです。だれが?って、地域の主にご婦人方が、及びママ友と呼ばれる人間関係の方々がです。

赤ん坊や介護者がいる世帯は別として、専業主婦は暇だ。暇が失礼ならば昼間の時間は自由だ。という認識がある。

だが、生徒が50人でなく5人でも毎日一人づつのレッスンであっても、専業主婦にカウントされちゃうのは超憂鬱、超迷惑な事態となるのです。

だっから、生徒一人だろうと10人だろうと1日は1日。たいして変わんないんだから(いえ、わたし的には変わる。)大勢生徒集めた方がいいのよ。と豪語する猛者もいるのです。

話、それますが、50人も生徒がいたらたとえ月謝安めに設定して6000円として 月商30万円、年商360万円。レッスン回数増やしてほしい要望があったり、コンクール受験者のお月謝は高く設定したらそれ以上。さらに。これだけいれば普通発表会でも利益出ますから更にそれ以上。

立派に扶養家族は外れます。

そのような剛の者でさえ、生徒0と生徒一人では行ったと来た。程の違いがあるのです。

わたしはこの世界長いからわかるのですが、5人から10人未満の生徒数ならば、毎日じゃなくて1日にまとめればいいのよ。そうすりゃ、週に1回で、けっこうパートでこき使われるくらいの収入になっていいわよ。

って、したり顔で言われるとこれ超怒り(╬▔皿▔)╯たくなります。ピアノのレッスンは補習塾開くのとは違うのです。1時間に何人も入れるのではなく個人レッスンで、たいていは15時から18時くらいの時間帯を希望してゴールデンタイムの16時がモード。1番希望者が多いのです。

そうです。生徒5人となると日々午後4時の時間帯がレッスンタイムとなるのです。一人づつみるのに、1日に纏めろ。って言ったって、あなた平日午前8時がお稽古の時間なのでピアノレッスンがある日は学校休むか遅刻してきてね。

が、今時通ると思いますか?

5人の生徒1日に纏めて週休6日制の優雅な暮らし楽しみましょう。そのような教室づくりをするためには、午前専業主婦かパート主婦の生徒、午前次の時間シフト制か平日休みの会社員か公務員の大人の生徒、午後3時に幼稚園生、4時5時に小学生か中学生。

ほら、これで5人の生徒1日に纏まる。

現実問題として、これ通すのって超難しいですよ。たいていは午後4時5時にレッスンを希望するのです。そして、ピアノは1時間に5人いっぺんに入れるわけにはいかないのです。

グループレッスンすれば可能だけれど、グループレッスン自宅でするのって相当な力量がいりますよ。

つまり少人数の扶養範囲内でレッスンしている憂鬱。それは、まるで超お得な専業主婦業をやってる人だと思われて失礼かつ、ありえないアドバイスいただいてある時は傷つき、ある時は苛立つことです。

時が解決してくれた扶養範囲内レッスンの憂鬱

時が解決したからといっても、扶養家族範囲内ながらも音楽教室を主宰するあなたをまるで、暇で日がな一日ゴロゴロしている専業主婦にカウントし、または的外れアドバイスいただいて、口ききたくなるなるようなメに合わされる事象は、時が経つにつれてテキもこちらの立場を理解してくれて、かつ小さな教室を主宰する者も人を許せるようになる。

ということとは違います。

許せないものは永遠に許せません。それに生徒数が少ないといっても教室を主宰する苦労を無神経なことを言う人々が分かってくれるはずはないのです。

ここでいう時が解決した。というのは、時代が変わったのです。

コロナ騒動+IT技術の発達のおかげで、なんと企業戦士の男女が家でリモートワークするようになったのです。

この世の中ならば家が職場です。働いているんです。日がな一日、テレビ眺めてスナック菓子かじってるんじゃありません。と、言葉には出さずともドードーと主張できるようになった。

だが!扶養家族範囲内の場合、当然主だった所得を得ている家族がいる。その家族(たいていは配偶者)までリモートワークになったらどうする?!

つまりは扶養家族範囲内ということは、ピアノ教室主催者ではない方が主力の経済基盤を担っている。その場合の力関係は経済力のない方がある方のお世話をする。という方向性になる。

これが、生徒100人も抱えていて経済力が同等、もしくはそれに近いくらいだったら、在宅勤務歴がわたしの方が長いからといってそうそうは己の世話は出来ない。

自分の世話は各自自前でする。もしくはお互いの世話を順番でしよう。との、提案も強気で出来るが、経済力のないほうがある方の世話をするような力関係になりかねない。

だけど、それだっていいのです。1日1人や2人の生徒数ならば、相手の都合に合わせて起床して、食事の支度と後かたずけ、掃除に洗濯くらい余裕というほどじゃなくても手抜きしつつも出来るのです。

そうです。うちは両方とも在宅で仕事してるんです。と、アピールすればいいのです。