お山の杉の子

どうにもこうにも最近のピアノ教室運営はピアノ教室だけでは立ちゆかなくなっているらしいのだ。もちろんうちみたいなのではなく、ピアノ教授のみで経済的自立はおろか、家族を養える域まで達している人だっている。(エラいな。)

だが、うちのようにそもそも専用の音楽室を持たないでリビングでレッスンしている環境だとキャパもほどほど。ではどうしらいいか?多角経営をしよう!(^^)!

といってもわたしのキャラではいわゆるコンサルタント業務や自己啓発セミナーもどきのことは出来ない。そんなわたしに出来る多角経営って何よ?わたしピアノ弾く以外何が出来る。

教室経営で培った掃除や長い主婦歴で身につけた手早く料理すること。なんかはちょっと違う気がするので、、。

違わないモノとして、歌える。パソコンが使える。

そうよ(o゚▽゚)oパソコンは置いといて、今回歌のイベントを企画。

今までは何となく歌のイベントって、避けてきたのはわたしの声は大人向けのソプラノで、いわゆる歌のおねえさんのソプラノではない。鈴を転がすような可愛らしいソプラノではないので、童謡、子供の歌というのは避けたほうが良かろうと、思っていた。

だが!かまうものか、やってみよう。なのでシニアのための歌のサークルを企画近所の地区センターで夏第1回目を開催予定。

そこで、お子様ではなくシニア層に受ける歌を探す。夏なので「われは海の子」のような年配向けの歌を探す。「すいかのめいさんち」のような歌はシニアの方は知らないであろう。

その中でピックアップしたあるお歌が、「お山の杉の子」この歌何故か、中学生の頃、遠足修学旅行があるたんびにバスで歌ってた男子がいたのだ。それでよく覚えている。なんとなく古めかしい歌じゃあないか?これなら60代以上の方々はご存知であろう。

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シニアの童謡の様な楽譜でなく、このような横浜市立山元小学校御用達の歌集に収められていた。今時の子供はこの歌知ってるんだろうか?赤い靴や青い目の人形すらもう今時のお子様には忘れ去られているのだから、、。

なので、多少年取ってきたがまだ若い息子に尋ねる。「お山の杉の子」って知ってるか?わたしついでに太めの(体型ではありません。声です。)ソプラノで♫むかし~むかし~♪を歌う。

息子曰く「知らん。」

いつの歌だって?聞かれたので、多分戦前か戦中の歌じゃないか?

これはほぼ当たりだった。昭和19年にリリース。なんとまぁ、親に戦死された子供励ます歌だった。時代を感じます。元は6番まであったらしいが、山元小学校御用達の歌集「歌の森」には3番までしかない。

だって、昭和19年てまだ第二次世界大戦真っただ中じゃない!当然わたしの世代だってまだまだ生まれていない。ウキペディアで調べたのだが、おやまぁ、当たり前だけどまだ著作権が生きている。届け出て著作料払わなきゃならないな。

考えれば、ちょっとくらい参加費頂いても著作権料払ったらこれまた地域の活動!(*^_^*)に終わりそう。ビジネスになりそうもないよ。

かといって、著作権がとっくに切れてるドイツ歌曲あたりやっても、これじゃわたしの弾き歌い会でみんなで歌いましょうではなくなる。地域のシニアの皆様女学校でザーアインクナーブアイン♪やりました?

いにしえの女学生ならばドイツ歌曲の1つや2つ歌えるかも知れないけれど、いにしえの中学生(昔は中学というのは男子の教育機関であったのですぞ。)が知ってると思えない。

悩み多いながらも、イベント企画も始めました(#^.^#)

シニアの童謡・唱歌集あるいは短調に満ち満ちた唱歌

本日、わたしの演奏予定は悪天候により流れた。
野球の試合じゃあるまいし、そんなことあるのかいな?

とも思うけれど、流れる時は流れる。
わたしコンサート予定が中止になったことは始めてだけれども、シニア向けの童謡伴奏のリクエストが入ったそのことから予想されるように年配の方の多い会合でのピアノ伴奏及びソロの演奏のリクエストであった。

なので、悪天候におけるアクシデントを予想して中止にしてしまった。との主催者からの連絡が入った。

わたしはこの演奏依頼について深く反省していることがある。

行われなかった演奏の反省があるものか!ですが、実はわたしこの中止になった会合における演奏リクエストについては深く反省しているのです。
話が来たとき、春の小川の伴奏以外2曲くらい想定して、今日までにもっていけそうな曲を無難に選んだ。

これなら、そう準備に手間取らないで弾ける。
と思って選んだのが「アニトラの踊り」とモーツァルトの「トルコ行進曲」このような小品が良いであろう。でも。

これが、きっと失敗したに違いない。
そう、悪天候で中止になるようなイベントなのだ。だからして、年配の方が好まれるような選曲をすべきなのだ。
おそらく、アニトラやトルコ行進曲はこのイベント的には重い。

もっとライト、かつシニア的ポピュラーな曲そして、期日に間に合うくらいの難易度のものを探すのだ。

準備したこの曲集の中から、シニアの方々がみんな知っていて「アラ懐かしいわ。」と、思われる曲。
女性ならば、今時のJKならぬ女学生とその年頃の少女が呼ばれた時代、きっと美しい女声合唱で歌われたであろう(男子と女子は別学出会った時代の話です。)外来種の「のばら」ウェルナーのほう、「峠の我が家」「埴生の宿」「サンタルチア」「アニーローリー」。

男性であれば、「故郷を離るる歌」これはわたしの父親から聞いた話だが、卒業の歌の定番だったそうだ。「とうだいもり」「故郷」「かあさんの歌」あたりが、良かったと思う。

童謡や唱歌にシニア向けもジュニア向けもあるのかいな?と、わたしも昔は思いましたが。あるのです。
このシニア向けの童謡唱歌、「春の小川」でさえ知らない小学生はけっこうおります。
「こいのぼり」「茶摘み」「証城寺の狸囃子」「たなばたさま」「たきび」くらいはほぼ、現代少年少女もクリア。
今でも歌われているらしい。

だが、うちは横浜であるのに「赤い靴」知らぬ。という小学生も存在。この歌はハ短調、なんだか暗くない?と、言われたが暗い。そして微妙に怖い。
「青い眼の人形」に至っては知ってる少年少女皆無。
若い世代には若干支持者あり。

「黄金虫」は歌ったことがある。という小学生もいたが、感想は暗くない?!暗いね。ニ短調。
「花嫁人形」も知ってる小学生は調査の限りではいなかったが、♪き~んら~んどーーんすうーの♪の歌詞の華やかさからかけ離れて、これも暗いト短調。

「絵日傘」という歌に至ってはわたしも知らない。この曲も歌詞の華やかに比べ微妙に暗い。イ短調。
題名からしてこれはわたし知らない曲だわ。
と、思ったは「美しき天然」これまたハ短調。

試しに「美しき天然」弾いてみたのだが、、!!
おんや!この曲は知ってる\(◎o◎)/!
もーなによ。チンドン屋の曲じゃないよ。
チンドン屋のあの派手な風体にしちゃ、これまたどことなく暗いけど、間違いないかつてはこの曲で商店その他は宣伝活動を行っていたのだ。

だが!チンドン屋そのものを今時の若い者は知らないに違いないのだ。
やはり、シニアのためにはシニア世代にやさしい曲選びをすべきなのだ。

今回は曲目選びの失敗が中止によりバレずにすんだが、このような依頼は来るときは来るのだ。
準備は怠りなくしておこう。

これで思い出したけれど、昔老人ホームでコンサートしたときはやはり、シニア向けの童謡を弾いた。
明日の夜明けは5時8分。ずいぶん夜明けが早くなった。

早い夜明けに合わせて朝練習はシニア向けの童謡を練習しよう。
そしてジュニア向けコンサート依頼が来るかも知れないのでジュニア向け唱歌も怠らずに練習しよう。