ツェルニー30番やめていい?

ツェルニー30番やめていいか?!

ツェルニー先生嫌われる。そんなにツェルニー30番がイヤならば、ではもっと曲っぽいエチュードもしくは、フランス系エチュードならどうよ?と、思ってブルクミュラー18の練習曲やピアノの練習ラジリテー奨めたりするのだが、どうもツェルニー30番が嫌い。というのはエチュードが嫌い。の同義語ならしい。

エチュード練習しなきゃ上手になりません(* ̄m ̄)って、泣こうが喚こうが、ソドレミレド、ソドレミレド弾かせるのが王道なのかよ?とも、思うのですが、ゴーインな、ソドレミレドは「ピアノ嫌いになった!」っていうんで、せっかく続きそうなピアノをやめてしまう事態にも陥りかねない。困った問題だね。

だが、強引なソドレミレドはけしてピアノを嫌いにしたわけではなく、正確にはエチュードが嫌い。なのですが、エチュードというのはその通り、練習曲で練習すればピアノは上手になる。上手になれば名曲、難曲でも弾けるようになる。だからヾ(^v^)k嬉しい。という論法なのだけれど、、、。

ツェルニー30番くらいまでになると、そもそもエチュードが嫌いのなんのという理由よりも年齢的に時間的制約が厳しくてエチュードを後回しにしている。ということもある。

だが、そんなにエチュードって嫌いか?ツェルニー先生の作品なんざ永遠にリサイタル、コンサートで弾く日が来るはずないんだから、やる気が起きない。というのも解らないでもないけれど、強面のエチュードこそ、こいつを攻略してレッスンで1音も間違えずに指定のテンポどおり弾いてドヤ顔してみせる。という気にならないかい?

時として、エチュードばっかり練習するというワナに嵌まることもあるのだけれど、これ攻略すれば絶対上手になれる。ベートーヴェンの後期ソナタがメじゃなくなる。その気合いでやるのだp(^^)q

だが、どうもこれも誰も彼にも当てはまるワケじゃないらしい、、。

大きな曲、難しい曲が弾けるようになるにつれて当然難しいエチュードで練習して技術力を高めていくのだけれど、曲が大きくなれば譜読みから練習する時間も増量する。だが、少年少女の場合年齢が上がれば練習する時間は乏しくなってくる。

なので、まずはエチュードからやめよう(#^.^#)もしくは最初っからツェルニー30番は嫌いだからヤメにする。と、宣言することすらある。

まぁ、仕方ない。指の独立やスケールアルペジオの訓練はハノンやこどものスケールアルペジオで学習するにして、だが、ツェルニー30番やらないのならば、音大受験はヤメににしてくれ。専門教育機関はエチュードは必修なのだ。エチュードの試験もある。入試にあるかも知れない。音大のピアノの先生にエチュードやりません!は絶対NG。許してもらえない。

わたしはかつて高校の音楽科または音大というものがわたしには合ってないんじゃないか?って悩んだ時期があった。自律神経がおかしくなるほど悩んだ。

今でも全てにおいてマッチしてた。とは思わないけど、本当に相性が悪ければ、あんなに攻略だワオーー!!!(^^)!といって、血眼になって、マナジリつり上げてエチュード練習した筈ないじゃないか。

世の中にはエチュードをあんまり必要としないタイプの人というものが存在するのです。ですが、そのような人に限ってエチュードが好きだったりするのです。ツェルニー先生とて万人に嫌われてるワケではないのです。

ブルクミュラー18の練習曲再び

なんでそんなにツェルニー30番を嫌うんだ!あまりの嫌われさ加減にわたしは諦めて、しばらくツェルニー30番はお休み!の処置を取る。

不思議な事に成人の生徒さんはそうはツェルニー30番を嫌わない。真面目、真面に見てきてくれる。

嗚呼少女に嫌われしカール・ツェルニー先生。(うちの教室ではツェルニー30番お勉強中の少年はいない。)

わたしの少女時代はどうだったかな?いや、一応わたしは高校から専門教育受けたので、嫌いだからヤメ。は、NGであった。嫌いな曲だって試験曲に選ばれることあるもんね。

だが、練習曲ハノンだけってのもね。よほど熱心にあのダダダダ、ダダダダやってくれるのならばいざ知らず、ハノンはハノンでハノン先生の自己申告ほど面白く作られてるわけでもないので、初見及びそれに近いくらいのノリで弾けるのをいいことに、そう熱心にダダダダと4オクターブのスケールをお復習いしてくるとは思えない。

ハノンはハノンであれはウォーミングアップ用、曲として練習してるんじゃないわい!のモードがあるので、(これはわたしとて同じ。)曲の仕上げの方が大事。ということになってるのか。

だが、やはり偉大なるツェルニー先生。エチュード練習した方が上達の早道。指動きの滑らかさ、アルペジオの手首の柔らかさへの上昇が今ひとつ今ふたつ。だが、この先生がそんなに嫌いならばそこまで嫌いにならない先生を探そう。

そこでわたし、大昔にいいわよ。と、知人に言われて購入したっきり、書棚の奥にしまい込んでいた。ブルクミュラー18の練習曲を使うことを思い立つ。

この18の練習曲の前編とも言うべき25の練習曲の途上、終わりの20番過ぎ辺りでいい加減に食傷して早く25番にたどり着きたい。だからなん曲か抜かしたい。のリクエストさえあるので、皆さんブルクミュラー先生には飽き飽きしてたのかと思ったよ。


楽譜はこれです。音楽之友社版、実になんの変哲もない。全音出版からも出てますが、これまた変哲ない。ヤマハミュージックメディア出版のお派手な楽譜とはなんという違いでしょう。

派手さはないが、値段を見てください。なんという安さでしょう!18曲なので本は薄い。

ツェルニー30番がそのように嫌いならば、ブルクミュラー18の練習曲で攻め直すことにいたします。

ブルクミュラー先生のファーストネームのほうはジョアンらしいのですが、そのあとにフリードリッヒ フランツと続く。長い名前だこと。1806ー1874。カール・ツェルニー先生が1791ー1857なので、ツェルニーの方がおじいさんではあるものの世代的には全くかけ離れてるわけじゃない。

わたしはブルクミュラー18の練習曲でレッスン受けたことがないので、これから18曲弾いて指導について思いを巡らせようと画策中だが、ブルクミュラーらしく、全てに表題がついている。エチュードでありながらペダルの指定、そして25の練習曲もそうなのだけれど、曲想記号が多く用いられている。

ブルクミュラー18の練習曲の練習曲どのような効果があるか?今日はこれから、春のポスティングに出てそのあとブルクミュラー18の練習曲を1曲づつ弾いて指導案を考査しよう。

四月は君の嘘の謎

クライスラー作曲ラフマニノフ編曲の愛の悲しみの楽譜、、。わたしが横浜のヤマハで探し出したモノと生徒が持ってるのとではバージョンが違う!!アラ!

譜読み開始したつうのに、これは困る。なにもわたしが弾くんじゃないんだからいいんじゃないの!?ってことになるか!

これくらいなるとチーチーパッパクラスではない。わたしも違うバージョンの愛の悲しみの楽譜をゲットするのだ。なんだかヤマハに行く気合いが削げてきたので(まして銀座まで)ネットで買うことを決意。

そしてこの名曲「四月は君の嘘」というアニメに出てくる曲?!なんだそれは?この世は謎が多い。

この曲集金髪娘がオペラハウスの如きコンサートホールでヴァイオリン構えてるアニメが表紙、全音出版のブルクミュラーやツェルニー30番のようにどれ見てもおんなじ顔してる曲集と違って、これだけお派手なイラスト入りならばすぐに見つかるであろう。

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↑これはCD。 DVDもブルーレイもいくらでも出てるのに不思議不思議、ピアノの楽譜は探してもない。

ないからと言って諦めるモノか。探せ。

そうしたらありました。アマゾンの中古の本扱う店舗にあった、、。なんだよこれ、、。

最初はコミックだったらしい。楽譜になる前?に登場人物の紹介、その他。

収録曲は、。ホホホクラシックの名曲というか難曲が並んでるじゃありませんか。最初のほうにわたしが知らない曲「光るなら」と「キラメキ」。その後、ベートーヴェンのピアノソナタ14番(月光)第3楽章、次、ショパンエチュードが3曲、その後にこれが問題の愛の悲しみピアノ独奏版。そして最後にドビュッシーの月の光。

月が好きなみたいだな。

だが、これじゃアニメDVDやCDは売れてもピアノ楽譜はあんまり売れないに違いない。アラ、これ素敵だわピアノで弾いてみたいわ。と、思ったってそうは簡単には弾けない。

クラシック曲が流行ってるんですかね?って、この楽譜見た人に言われたけど、多分このアニメの主人公たちがクラシックのピアニストとヴァイオリニストの少年少女だからだ。

とにかく、わたしはクラシックの収録曲の中で愛の悲しみだけ知らなかった。

3分の壁 

昨日わたしはよみうりランドにあるジャイアンツ球場に二軍戦見物に出かけるのを諦めてピアノの練習。
ピアノの練習時間は強引に作らなくては湧き出ては来ない。

最近はうちの教室は木曜日が休み、休みはピアノレッスンからは離れて気晴らしをしよう(#^.^#)と、ばかりは言ってられない。
良いか!それを言えるのはその週のノルマを果たした(営業かよ)場合、時間を奪い取る強引さに乗り遅れた先週と今週始め全く持って練習ノルマは果たしていない。

ジャイアンツ球場は諦めるのだわたし、今週来週前半ノルマを果たしたその暁には次の木曜日、今度はジャイアンツ球場ではなくロッテ浦和球場に出かけるのだ。
だが、それとて1日中遊んでていい。ってことにはならない。
朝練習してから行くんだ。

このようにぷるしゃりみかんゼリーを2本も(熱中症対策のため)用意して冷凍庫で冷やし固めていたものの、先週のずるけが祟ってさっぱり進まぬピアノの練習を朝から開始した。
気合入れてガンガン行くわよファイト♪。゜+.o((◕ฺ∀ ◕✿ฺ))o

わたしの練習は、まずは朝早くっても8時だけど平均律から始める。
それは朝8時を早朝と解釈する人がいることを考慮して、大音響を発しない曲を選んだためだ。

平均律の出来上がりは思ったよりいい。
いいが相手は4声体のフーガも含まれる。そう簡単には落とせない。
フーガについてはまた後日報告する。

その後、はっきり世の中がザワつき始め且つ、生徒がまだやってこない時間帯に1番間近に弾く曲を仕上げる。
100回弾け。が原則なので猫ノートに何回弾いたか記録する。
ついでに、ノルマのOK、NGも記録する。

7月にマトモ演奏予定はまたまた、(ホントまたかよ。)革命のエチュードです。今度こそ立派に仕上げてカワイのピアノで弾くのだ。
さて、なん10回かは弾いてみせたわ。
これなら、7月には間に合わせられるヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀~~~




やれやれ、これでこの調子で下り坂にならぬよう続けりゃOKだわ。
と、考えるわたしに超ド級の魔物が降り立った。

発表の機会は夏の教室の発表会、全体のバランス見るためにわたしは何分かかるか時間を測定した。
3分15秒。

こんなもの?!指定速度にメトロノーム合わせたらちょっと遅い?!
待て、迷うな今の時代このような時にこそYouTubeが活躍するのだ。

そしたら、、。Σ(|||▽||| )ガーン、大抵のピアニストは2分代で弾いている。
30秒テンポ速くするんだわたし。

もー、3月の失敗で懲りて慎重に弾きすぎてたのが敗因だって、テンポアップぢゃ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
だが、速めに弾くと必ずバラける箇所が出現、このテンポに合わせて指よ動いてくれ!!

やっぱ、辞めようか?という考えが頭を過ぎる。
こんなブッソーな曲にチャレンジするのはやめて、初見でも弾けそうな可愛い曲を楽譜おいて弾いて、ピアノの練習はほどほどにして人生を楽しむのだヾ(@⌒ー⌒@)ノ

だが、わたしその考えは強く拒否!
来年は演奏活動をしよう。と、決意し、その証として髪を短く切った。
何のためにあたかも男の子のように、あるいはスポーツ少女のようにショートカットにしたんだ!

ジャイアンツ球場を諦めた甲斐があって、今日とうとう3分を切って弾けるようになった。
体育会かよ!?
演奏って体育会的根性も必要となってくるんです。

ショパンエチュードの12番革命、3分代で弾いてるピアニストだっています。
そのスタイル確率しちゃえば、速さ競うわけではないのでコンクールならぬコンサートではいいのだけれど、わたしはそのスタイルじゃない。
やはりショパンエチュードとはいえ、エチュードはエチュードのスタイルで弾きたいのだ。

とにかく、時間強奪を行い。来週の休みこそ少しは気晴らしに出かけよう。
だが、30秒もの時間短縮に成功したものの、今日は疲れ果てさらに言えば食事制限してるわけでも激しいスポーツしたわけでもないのに体重が減った。

わたしにとっては演奏活動って究極のダイエット術なのだ。
やはり体育会的頑張りだからか?





ピアノの練習ラジリテー

ピンクのホッペの白うさぎさんがイラストに登場しようとツェルニー30番はツェルニー30番。
あんまりツェルニー30番不評なので、ではこれに代わるエチュード系としてこれどうでしょうね。

と、提案したことがあるエチュードが「ピアノの練習ラジリテー」フランス系ののほうが弾きやすくて人によっては相性がいいかも知れない。

だが、この提案もほぼ却下。感想は「同じじゃない(ツェルニー30番と)。」

わたしは今現在ピアノの練習ラジリテーは使っていないのですが、この黄色い音楽之友社出版の楽譜は持っています。
何故かこの楽譜は標準規格の本より一回り大きく書棚ではみ出してラジリテー様ここにありますぜの、主張をしている。
珍しいビタミンカラー。

安川加寿子先生の訳と、書いてあるが(ラジリテーはフランス系)楽譜におフランス語からの翻訳もなにもあるのかい?世界共通じゃないか?
だがそれは、音符のほうでない。各曲の下に虫眼鏡で見なきゃ読めないようなちっこい字で効果的な学習法その他が書いてあるのだ。
しかもかたい文章で。
30の小さな物語の親切さとはなんという違い。

そして、「はじめに」のあとに続くのはラジリテーが終わったら、次はツェルニー30番、40番、50番と進むと上達が容易となるであろう。
本当か?
わたし、時々バイエルを教材として希望する生徒さんがいるのでバイエル終了後はブルクミュラーはなしにしてこのラジリテーに進むのがいいんじゃないか?と、思ってたのだ。

だが、この文は書いたのは昭和28年3月。ピアノのお稽古暗黒時代の幕開け時期じゃありませんか!
本当の話わたしだってまだ生まれていません。

安川先生、大変功績のあった方でNHKのピアノのお稽古(多分そんなタイトルだった)の先生も勤められていたいたのですが、生年1922年、大正生まれ。
幼少の砌からフランスで育ってフランスでピアノ教育受けたので、フランス語で考える。
という、今なら誰もびっくりしない経歴だが当時の人々は驚愕したのでしょう。

昭和28年、これ以降ピアノブームは起こり専業主婦のお母さんに付き添われてピアノのお稽古に通って日々の練習は幼稚園生や小学生には理解不能の難題を押し付けられるのでお母さんが家で教えて練習して(泣かされながら)レッスンでは先生に泣かされてピアノ嫌いの少女(あるいは少年)を量産した時代の始まりです。

お嬢様をレディーにする。のコピーでピアノメーカーの在庫はカラとなり、ピアノの先生の家の門前には受講希望者が列をなした暗黒時代とはいえ違う意味ではいい時代だったのです。

だが!やはり昭和43年に時代に合わせた改訂がされた。
時代に合わせて改訂いたしました。とのこと。





ラジリテーの難易度はブルクミュラー25の練習曲とツェルニー30番のツェルニー30番のよりくらいの難易度。
だが、そんなにエチュードの山を続けなくても今は昭和20年代後半から30年代じゃないんだからいい。

指導法だって進歩してますが、習いに来るほうの生徒たちのほうだってそれ以上に進歩しています。
エチュードの難易度よりもはるか難易度上と思われる曲をコレが弾けた弾けた。と言うので「ほんとかいな?」
だが、ほんとに弾いてる。
注意点はいろいろあれどなんとか弾いてしまう。それも聴いただけで弾いてしまう。
困るのは原調とかけ離れた調性で弾くので、わたしは改めて楽譜を起こしたりする。(楽譜は必ず見せるようにしてます。)

つまりは相対音感が抜群にいいのだ。
幼い頃は耳を育てるレッスンをしましょう。と、いうのもなんだか虚しくなる。
何故なら、訓練授けなくて勝手に耳は育ってる。

テクニックの方も課題のエチュードはイヤイヤでも気に入った曲になると自前の難易度ものともせずに果敢に難曲を攻めるうちに身についてくる。
そうなると、がつがつエチュードの山を踏破させるのではなくて、適当に飛ばしてしまって構わないじゃない。

わたしはラジリテーはやっていないし、ラジリテーで教えたこともほとんどないのだけれど、ラジリテーに妙な思いがあるのは高校生の頃のわたしがついたのではないピアノの先生で全ての生徒にラジリテーを与えていた先生がいたのだ。

エチュードが試験曲の時は同じ曲を弾かせていたので、その先生の生徒はすぐにわかる。
ついでに、わたしが高校生の頃といっても昭和43年よりあとのことです。

そして、ピアノの練習ラジリテーが終わると、次はツェルニー30番でも40番でもなく、クラムマービューロー60練習曲に進ませていた。
確かハンガリー人の先生だったと記憶しているが、生徒によってはこれも有りと思う。

だって、その頃とて昭和28年とは事情が違ってきているのだ。
わたしも生徒によってももうツェルニー30番の次はクラムマービューローでいいんじゃないかと思っている。

嗚呼、大正は遠くなりにけり。