アウトレットセールのパンフレットと共に1枚入っていたのが、講師募集のチラシ。あら、わたしにカワイ音楽教室の先生になってもらいたいのかしら?というわけはあるまい。
カワイの先生やってみたい気はする。週に2日くらいならスケジュール調整しなくてもなんとかなる。検討してみたいが、いささか年齢が行き過ぎてる気はする。(多分年齢制限はないとは思う。)
わたしはカワイでは講師を勤めた経験はない。わたしが若い頃教えていたのはヤマハの特約店で、それも今と昔ではシステムが変わったところは変わっているであろう。
カワイ音楽教室システム講師とカワイ楽器専門コースとある。
楽器専門コースの方は試験内容は単純、1次が専門の楽器の実技、2次が面接。これに合格すれば晴れてカワイの先生となって、配属先が追ってお知らせしてくれるのであろう。
業務内容は普通に楽器奏法をカワイが集めてくれた生徒に指導するのと、イベントへの参加。
カワイ音楽教室システム講師になるとこれは試験内容が多岐に渡る。これ、3歳児やら、グループの指導をする講師の試験なのであろう。
1次が専門楽器演奏は言うに及ばず、自由曲でピアノを弾く。ピアノで(ギターではない。)弾き語りを披露する。( `・ω・) ウーム…保育園の先生の実技試験みたいだな。
2次は筆記試験に論文、面接とこれまた盛りだくさん。
これらのハードルを見事クリアすると、晴れてシステム講師となって、カワイの集めた可愛らしく、利発な生徒さんたちがあなたを師として、輝かしい音楽人生の第一歩を踏み出すのです。
それで、給料はいくらなんですか?って、わたしはカワイの総務の社員じゃないので知りません。が、カワイのような大手だろうと、個人経営の教室だろうと講師は雇用されているわけでなく、個人事業主扱いなので給料制ではありません。
週に何日も稼働出来て配属先の生徒が多ければ、歩合は多いし、生徒が少なければ当然微かな稼ぎにしかなりません。
大手の教室で教えるメリット
これは人によるんでしょうけれど、わたし的には楽しかったです。そりゃ、この手の教室で個人事業主として働く事の泣き言は100も述べましたが、ひとりで教室を切り回すのと違って、講師も何人もいるし、楽譜や楽器を売るお店もある。
営業や受付、店舗の従業員たちの中で働くのは社会に出ている(*´∀`*)っていう実感があってが良かった。講師会議で困ったことや、わからないことは他の講師に相談することも出来て、講習会も定期的に開いてくれて(ヤマハは有料でした。)教え方を教えてくれます。
そしてなにより、このような大きな楽器店の講師は配属された教室に教えに行けばいいのです。生徒集めは会社やってくれて、場所を提供してくれてピアノのメンテナンスも楽器店持ちです。電話の応対や月謝の集金も会社の音楽教室担当者がやってくれます。
つまり本業に専念していればいいのです。
大手の教室で教えるデメリット
デメリットは上記のメリットの逆を行けば大体当てはまります。職場に同業者や立場の違う社員やアルバイトがいることは、ひとりでやってりゃ悩まなくていい人間関係に(-.-;)悩む事態に陥りかねません。
そして、基本会社の指示には従わなくてはなりません。年間のレッスン、場合によっては使う教材、その他、自由裁量に任されているところもありますが、全て思い通りには運びません。
そして、生徒募集から教室の準備、生徒の交通整理まで会社任せにできるということは、その分、生徒さんからお支払い頂いたお月謝から差し引かれる。ということです。生徒の月謝の半分は会社の取り分です。
早い話、経済的には恵まれません。
したがって、生徒数の割には実入りは少ないのが実情です。ですが、そこまで会社はいたれりつくせり準備してくれるので文句は言えません。良心的と言っていいと思います。
ついでに社内検定みたいなグレード試験の難しい版の試験に合格すれば月謝の高額な生徒さん任されますので実入りはグンと良くなります。
そのように良いところ、残念なところ併せてカワイの先生目指す人は試験に向けて頑張りましょう。
http://lecturer.kawai.jp/music/
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