シニアのための童謡・唱歌集~春の小川

イギリス館での研究会、演奏発表が終わり7月の我が教室の発表会までは音楽会でピアノ弾くことはないであろう。
わたしに演奏依頼が来るものか!
さあて、ここ何人か新入会の生徒もいることだし、染井吉野は散っていったがぼちぼち八重桜見物にでも出かけつつ、教えることに専念しピアノの練習は春でもあるので?!ほどほどに、、。
と、考えていたら、、。

来たのだ!!(゜д゜)演奏依頼が、、(´∀`*)
もおーー、来るときゃ来るって、、。
だから、シューマンやショパン、リストの超難曲目尻釣り上げて負けん気全開にして生徒のいない時間、陽のあるうちはピアノの前を離れるものかーー!
のノリで100回弾いてもラチがあきそうもない練習ばかりしてないで、エリーゼのためにに代表されるような珠玉のピアノ小品、を幾つかモノにすることを考えるのだ。

演奏依頼来るったって、ハンマークラビア全楽章弾いてくれなんて注文はわたしには来ない。
ピアノ小品とみんなで歌いましょう。の伴奏してくれ、っていうノリの依頼だから、、。

今回は歌伴奏のリクエストは「春の小川」
「┐(´∀`)┌ハイハイはい、伴奏譜ならうちにあるはずですから、探して弾けるようにいたします。」
と、お返事。そして、家中の楽譜の山からクラシック曲の楽譜、ジャズスタンダード、映画音楽編、アニメヒッツピアノ曲集、ディズニープリンセス、クリスマス連弾集その他は無視してひたすら保育園、幼稚園の童謡、子供のための唱歌ピアノ伴奏、あたりをピックアップして探しまくる。

おやまぁ、最近のお子様たちには流行ってないのね。
どこ探してもないのだ。

ならばどうしたらよいか、、。
入手しよう。
だが、これはAmazon、楽天ではなく楽譜売り場に直接行ったほうがいい。

何故なら、このような依頼の場合、普通の人たちが歌う場合あまりに手の込んだ編曲の伴奏だと歌うことが困難になるというリスクを背負う。
かといって、主要3和音を弾いているだけの伴奏では手抜きだ。
音符玉の配列を直接見るに限る。

なのでわたしは先週バレエのレッスンをサボってヤマハへ向かった。
だが!!
今時は保育園、幼稚園では春の小川を歌わないらしく、ないのだ!!
女声合唱曲集ではあったが、なんと童謡のメドレー。

春の小川よ何処にある。こりゃわたしが採譜して編曲しなきゃならないハメになるのか?この作業わたし嫌いなのよね。

いーや、ひょっとして、、。
ありました!

これです。

シニアなのかい?!
で、この編曲ならば合唱部の人々でなくても歌いやすい伴奏で、かと言って手抜きには聞こえない程度には凝っている。
春の小川含めて全36曲、春夏秋冬に分かれていてサンタルチア(夏の歌)アニーローリー(秋の詩)のような外来種もある。

スィングの曲はゼロ、短調の曲多し。

いい加減シニアの年に近づいたわたしでさえ知らない曲も幾つかあり。
そもそも「春の小川」最近の小学生くらいだと知らない子は知らない。

だが、このシニアのための童謡集については後日に譲るとして、、。

やさしい歌の伴奏と、ピアノ小品を弾いてくれって依頼は来るときは来るのだから、常時「エリーゼのために」「子犬のワルツ」「花の歌」あたりの曲は弾けるようにしておくのだ。
英雄ポロネーズ弾いてくれ。って、依頼は来ないから(多分)。

今回弾くのは例の「アニトラの踊り」とモーツァルトの「トルコ行進曲」小品及び誰でも知ってるクラシックの手持ち曲がこれしかない。
という、情けない事情のため。これではいけないのよ、わたし。

レパートリー増やしましょう。

トルコ行進曲。イ長調に転調するあの16分音符の連なり、またまたバレエのレッスンはお休みしてぜえったい固まらないように練習しましょ。





イギリス館の新しいピアノ

3月30日の午前、わたしは山手町へと向かう。
この日は研究会の発表の日。
目指すは港の見える丘公園に隣接するイギリス館、横浜市が自慢する洋館のひとつ。

ここでは1階のサロンを借りてコンサートを催すことができる。
ホールといっても舞台があるわけではないのでサロンコンサートの形式をとるのが普通。

コンサート開催中は1階のピアノの部屋は関係者以外立ち入れないが、建物の見学はすることが出来る。
風格のある古い洋館。
なんとなく小説に出てくるみたいな、ゾゾッとするほどブリリアントな雰囲気がある。

普通のうちの倍も横幅のある階段の踊り場からの風景。

窓からこれまた西洋風の薔薇が主役の庭園を望む。
本物のお嬢様になった気分を味わえる。

昔は厨房(20年くらい前)も貸してくれて、お茶、お菓子付きのコンサート、コンサートの後はお食事会も出来た。
これが元はといえば個人の邸宅の台所、お弁当屋さんや旅館の厨房じゃありません。

館の半分位は(それでも半分なのですよ!)見学出来るが、この日はイギリス館見物に来たわけではない。
わたしはピアノを弾きに来たのだ。

なので、屋敷の見物庭園見物はほどほどにして1階サロンのピアノへと向かう。

向かうが、イギリス館ピアノ替えたな!
確か去年の秋は以前のセミコンサートグランドのままだった。


これが新しいイギリス館のピアノ。

なんだかここのところヤマハのこのシリーズに縁があるな。

9人くらいの研究会で半年仕上げた曲を披露する。
わたしの演奏曲目はフレデリック・ショパンのエチュード12番Opus19Nr.12革命のエチュード。
さぁヤマハS4わたしの魅力を引き立たせておくれ。
期待してるわよ。上手くいったら兄弟ピアノ買ってやるから、、。

だが、見事期待裏切りその日の出来は最悪。
落ち込んで予定している食事会に行っても食欲さえわかず、食べ物の味のわからなかった。
なんてことは全然ありません。

わたし、喝采の瞬間はしつこく覚えていても悪かった演奏は終わった途端に忘れる。
という特技を持っているので、立ち直りは超早い。

立ち直りが早いのだって芸のうち。

それにわたしの演奏よりもっと期待裏切ってくれたのはヤマハS4と、横浜市のポリシー。
雪の日に指弾したヤマハのSXシリーズはそんなこともなかったのに、今度のイギリス館のピアノ凄い弾きにくい。
このピアノわたしの打鍵に反抗するのだ。

もー、言うこと聞けって(`・ω・´)
悪い子なんだから(;_;)良いピアノというものは打鍵の先読みして動いてくれるんじゃないか?
ってくらいレスポンスが良いものだ。

奇妙に鍵盤は重く。音がくぐもぐっている。
いえ、ピアノのせいにはいたしませんが、わたし的には以前のセミコンサートグランドのほうが良かった。

ピアノは選べる時は選べるがイギリス館にはこれしかピアノがないのだから選びようはなく。
次回の研究会もこのピアノ弾くので、感度の悪いピアノの癖はよく覚えておこう。

そしてだ!びっくりすることには、このピアノ様には注意書きがあって、
その1ピアノ動かすな。
(これは納得)
次、忘れたがこれも納得は出来た。

その次が意味不明??
大きな音で弾かないでください!

この注意書きに気がついたのは弾いてしまったあと。
フォルテで弾くなってことか?
ハハハもう遅い。

思い切りフォルテシモで弾いてしまったわよ。
悪く思わないでくれ。(何考えてんだろう?横浜市)

演奏の出来は悪く。ついでにピアノまでわたしとの相性は非常に悪かったが、外は春爛漫。美しい庭園を散歩して、エリゼ光でお食事。
お洒落なお店で食事するのは去年の発表会の打ち上げ以来。

お料理は美味しかったし、窓から見渡せる外人墓地の景観も良かった。

メゲずに、次からはもっとクラシックの演奏家らしくドレスアップして多少性格悪いピアノ相手でも見事に弾く。
次、イギリス館でピアノ弾くのは9月。

そして革命のエチュード次弾くのは7月、この時のピアノはカワイSK6このピアノとの相性はいい。