ちいさなピアニスト聴音と創作第2巻

ちいさなピアニスト聴音と創作の第2巻、最初は4個の信号機から始まっておや、これはなんの練習かしら?
と、思いますがこれは速度についてのお勉強です。

はぁ!?これがなんで速度記号と結びつくの?

いえ、Andanteその他の速度記号は出てきません。
赤信号は2分音符のゆっくりな曲、黄色信号になると中位の速さの4分音符の曲、そして青信号は8分音符の速い曲のような取り決めをします。
ルールを説明した後に先生(つまりわたし)が4小節の小さい曲を弾きます。

そして今の曲が速いか、遅いか、中位か?!生徒が答えて色分けをして塗ります。
何故か息子は全部の信号がぬってあります。

第2巻くらいまで進むとそれくらいのテンポ感覚は身についてきます。

息子、2巻に進んでからぬりえの技術は大変向上したのが、この信号機塗からも覗えます。
更に写真ではよくわからないけれど、音符を書くのも上手になってきています。

2巻でも同じ音を2回弾いたか、違う旋律を弾いたかを聞き分けるぬり絵を出てきます。
リズムあても1巻よりは複雑になってきます。
そして音感の訓練もさる事ながら創作。

いよいよ作曲いたします。

なんという塗り絵技術の向上でしょう。

でも、そのようなことばかり感心している場面ではありません。
絵の下の歌を覚えてそれに相応しい音符の長さと音高を考えてゆくのです。

小さいながらも詩に相応しい曲をつけてゆくのです。
上がる音下がる音のパターンも譜割りあても、段々と高度なことが求められてきます。

キイ、つまりは調性の指定された小さな曲に和音をつけていく課題、1音抜かしの上行下行を当てる聴音が何題か出てくると。
またまた創作。

この情景に相応しい音楽を創作いたします。

またまたぬりえの技術が一段と進歩しております。
この課題は調性の指定も譜割りの指定もありません。

なので自由です。記譜することも期待しなくて良いのです。
歌を入れるのもOKで、このような課題はカタに嵌めずに楽しみましょう。

次いで、聴音ではたのしい音さびしい音の塗り分けとして長調と短調の聞き分けをいたします。

そしてこれは最後の方の課題、上がるステップ下がるステップを書きましょう。
ここまで来ると、1人前の聴音までもう1歩。
5線譜に音符を自ら書き入れて行くのです。

ゴチャゴチャしてわかりにくいですがちゃんと音符が書いてあるのです。

この聴音と創作シリーズも残るところ第3巻で卒業です。