ピアノの練習時間管理

ピアノの練習が出来ない。出来ない。
だが、練習しなきゃピアノは弾けない。

ただでさえ、日々なんとなく1日が過ぎる。
このなんとなく1日が終わるのが良くない。
夕刻近くなれば生徒がやってくる。

当然その時間は自分の練習は出来ない。レッスンするためには掃除や部屋の整理はしなければならない。
だが、100人もの生徒を持っているわけではないわたしの音楽教室、わたしの練習をする時間くらいなんとかなるだろう?

うちの教室では2ヶ月分のカレンダー+今月のお知らせを生徒に配布している。
生徒はそのカレンダーとお知らせで教室のお休みの日の確認や、イベント情報を知る。という仕組みになっている。

だが、このカレンダーやニュースレターはわたしはたいてい余剰にプリントアウトしてしまう。
余ったものは裏に料理レシピをプリントアウトしてバインダーに保管。

その余剰のカレンダーの再利用法をわたしは考えついた。
向こう1週間から2週間くらいのタイムスケジュールと見合わせて練習スケジュールを書き込む、スケジュールどうりの曲を練習した日は、これまた廃物利用の教室の出席シールの余りを貼る。
スケジュール通りの練習ができなかった日は赤鉛筆でバツを付ける。

2週間やってみて、これだと週のうち何日真面目に練習できたかがひと目でわかる。
あまりにバツが続くと練習を強化しようか?!という気合が入ってくる。




だが!なんで昔。つまり学生の頃や子供の頃はこの苦労をしなくてすんだんだ??
その解は超明瞭。

練習出来る環境にあったからだ。
まして子供の頃は練習時間の確保をしよう?と意気込まなくて親が練習時間は確保してくれ、レッスンに通わせてくれて更にその月謝を払ってくれた。

強制的に練習する環境を作るのに1番いいのはわたし自身がレッスンを受けに行くこと。
つまり先生につくことなので、そろそろわたしが生徒に返り咲こうか、、??
なんとかピアノの月謝捻出できるだろう。
これだって経費に出来るんだし(*´∀`*)ほ

と、その方向に思考が固まりつつあった今日この頃、、。
なんと!猫が病気、、。

それも、動物病院で注射してもらえばたちどころに完治するようなぬるい病ではない。
当面、動物病院通いが日課になりそうなのだ。

ε=(・д・`*)ハァ…猫よ。わたしが(正確には獣医師が)治してやるからな。

生徒へのカムバック断念。
動物病院はお金かかる。いーえ、動物病院じゃなく、人間病院だってかかります。
いくら人間が3割負担ですむったって、うちは生活保護世帯じゃないんだから係りはかかりです。

それに猫の場合は手がかかる。
保険証とお金持たせれば自分から病院通いしてくれるようには永遠になってくれない。
薬ひとつ飲むのだって自発的に飲んでなんかくれない。

だが、動物病院通いしながら病院の待合室でツラツラと考えた。
今日はえらく混んでる。これはわたしが朝1番で出損なって混む時間帯に遭遇したからだ。

だが、待て。
この待ち時間をもってしても、仕事つまり生徒へのレッスンそしてその準備、付随する仕事用の家事、プライベートの家事はなんとか遂行出来る。
というかしなければならない。

猫の動物病院通いは、ヤマ超え次第減少する。
と、言うことは減少した動物病院で過ごす時間をピアノの練習に当てればまとまった練習は出来る。

わたしのピアノの先生探しはしばらくは見合わせるにしても、あと10人やそこいら生徒が増えてもなんとか練習する時間強引にでも作り出せないことはない。

そうか!!
そのように思い立ったわたしはイラストボックス(フリーイラストのサイト)から更なるカレンダーを頂いてきて、生徒のレッスン時間管理、わたしの練習時間管理、掃除、料理の時間。ブログ書く時間、更には練習した曲を録画する時間、猫病院に行く時間の管理に努めることにしたら、、。
アラ、今度はプリンタのインクカートリッジがカラになった(;_;)





今日はピアノの調律

本日ピアノのレッスンはお休み。
レッスンなき日を狙ってピアノを調律する。

もちろんわたしはピアノを弾くことは出来ても調律はできないのでピアノの調律師さんに来てもらう。
うちのピアノの調律は年に2回、5月と11月に行う。

このところピアノのコンデションはとっても悪かった。
感心にわたしのピアノは金属製のものをピアノの近くに置かなければ唸りは出ない。

ついでにわたしが最初に弾いていたアップライトピアノは気が向くとやたら唸った。
アコースティックピアノは個体差が大きい。

唸らぬ感心なピアノなのだが、場所によっては鍵盤が無闇と重く感じるようになった。
これは本当に重いんじゃなくて動きが悪い。ジョイントがくたびれてるに違いない。
触った感じで弦が緩んできている。

細かいパッセージ弾くとガコガコという感じで指じゃなくて鍵盤の方が動いてくれない。
これって単にわたしが下手だから??

ともあれ、今日の調律でどこまで蘇るか?ピアノよ蘇っておくれ新たなピアノを購入するのは今のところ苦しすぎる。




ピアノの中身検めてみたところ、、。やはりハンマーの摩耗は始まっていて中音域から高音域の3本弦のあたりはくっきりと3本線がついていた。
ジョイントのところの摩耗も始まっているとかだが、この程度はなんとか調整が効く。

もしかしたら、わたしがここ数ヶ月マトモに弾くようになったこともコンデション悪化の原因になったんじゃあ?って、そりゃそうですよ。
長年鍛えた指なんですからね。

場合によっては調律を年3回にした方がいいかもしれない。
そして湿度が何よりコンデション悪化に拍車を掛けているのでピアノの下に設置する電熱装置を薦められた。
湿度が50%超になると電気で乾燥させて、50%に戻ると自動的に停止する。

家の除湿に努めてそれでもガタついたら考えよう。
ちなみにお値段は2万円、それならどうにかなりそう。

今日に調律は約1時間半で終了。
調律代は18900円。

ピアノは元気に生き返った。
朝に比べると鍵盤がとても軽く感じる。

いくつかの音が唸らないまでも、機嫌の悪い音になるのが今はクリアは澄み渡った音にバージョンアップした。
弦の緩みはもちろんオールクリア。
これで今日昼間から、気分良くピアノの練習に精出そう。

ついでに、今回は鍵盤下に落ちた鉛筆は1本もなし。
多い時は5本くらいの鉛筆を救出するのですが、、。
小さなクリップが1個出てきた。

当分はこのピアノをもたせよう。





チェレスタ

12月に向けて生徒たちは各自発表会曲の練習に励み、わたしは突然弾くことになった(弾く気になった。)金平糖の踊りの練習に励むところです。
オーケストラ曲をピアノに編曲した曲は弾きにくいとは言うものの、金平糖の踊りはバレエのイメージが強くあるので感性的にはとても掴み易い。

砂糖菓子の妖精踊る、ソミソッファ(ホ短調なのでファはシャープ)(シャープ)レッミッ、(次のレはナチュラル)レレレッ、(シャープ)ドドドッ、(ナチュラル)ドドドッ、のメロディーはオーケストラではチェレスタという楽器が担当している。

チェレスタなんてオケで使うのか?ではですね。常時は使いません。
不勉強にもわたし大昔はこれは鉄琴であろうと思っておりました。

音的には鉄琴に聴こえないことはありません。
聞こえます。
なので打楽器奏者が鉄琴演奏してんだろう。と、思っていたのですが、アラなんとチェレスタという珍しい楽器をチャイコフスキーは見つけ(パリで見つけたそうです。)くるみ割り人形に使うことにしたそうです。
チェレスタの正体はなんとまぁ、鍵盤楽器、学校に置いてある電気オルガンとアップライトピアノの中間みたいな見てくれ、鍵盤楽器なのでハンマーがあるが叩くのは弦ではなくて金属板、なので鉄琴みたいな音がしたのか、、。

チャイコフスキーの時代に発明された。とのことだけれど、、、。
素朴な疑問、モーツァルトのオペラ「魔笛」にこんな音がする楽器出てきてるじゃないか?映画アマデウスでは足踏みオルガンより小さな鍵盤楽器でパパゲーノのベルの音をモーツァルトが弾いていて(倒れたΣ(゚д゚lll))。
あれは小さなチェレスタじゃないのか?

チャイコフスキーの時代に出回ったとしたら時系列的におかしい。
魔笛のあの音、チェレスタじゃないの?





時系列的におかしいことはなく、モーツァルトが弾いていた小さな鍵盤楽器はチェレスタではありませんでした。
あれはグロッケンシュピール。正真正銘の鉄琴で鉄琴のはずなのに不思議なことに小学校の合奏で使う鉄琴ソックリなのも(いえいえ、合奏で使うの要するにグロッケンなんだからそっくりなんじゃなくてそのものでしょう。)鍵盤がついてるのもあり、という標準規格からは程遠い摩訶不思議な楽器です。

もっとも現代ではグロッケンシュピールでなくチェレスタであのパパゲーノのベルの音演奏することもおうおうにしてある。

チェレスタ用いる曲もくるみ割り人形や魔笛の専売特許ではなく、スターウォーズやハリーポッターのような映画音楽でも登場。
キラキラした煌くような音色が魅力です。

それじゃ、小さめ鍵盤楽器だから1台手に入れて金平糖の踊りピアノとチェレスタで二重奏しようかな?
いい考えじゃないかヽ(*´∀`)ノ

(*´∀`*)ほドイツやフランスに行かなくてもちゃんとヤマハで製作して売っていた。
貯金して買うかな??

だが、、そうは出ない楽器だからだろうけれど、、。
お値段良すぎ、、。
グランドピアノ1台買えるくらいのお値段。

ならばグロッケンシュピールを、、。
これまたヤマハで販売してた。流石だな、たいていの楽器は作って売ってるものだ。
こちらは1番安いので65000円、最高級品で410000円。ちなみにわたしが見たのは全部鍵盤はついてないモデル。
チェレスタに比べりゃ安いが、なんとなくたかが鉄琴と思ってた割には高価なシロモノ、これなら買って買えないことないが、、。

ただでさえ儲かりゃしないピアノ教室経営しててこれ以上必要とも思えない必要経費計上するわけにはいかないだろうが、、。(急に経営者脳になる。)
ピアノはもちろんのこと、楽器というものは見れば欲しくなる。



こんぺい糖の踊り

わたしが7月の発表会で弾いた曲は「アニトラの踊り」そして今回またまた大急ぎで仕上げて12月の発表会で弾こうか?と、いうのは「こんぺい糖の踊り」。
今年はわたしにとってダンス系のあたり年だ。
それも、大急ぎで仕上げるハメになる。

言わずと知れた「こんぺい糖の踊り」はピアノ曲ではない。
もともとはバレエくるみ割り人形の中の1曲。

お菓子の精の踊り。
12月になると各バレエ団が競うクリスマスバレエ。

ピアノで弾けるように編曲されたものをわたしは是非、12月の発表会で出演者に弾いてもらいたく、曲選びをしている。

いくつか版はあるが、うちにあるのはこの全音出版社のくるみ割り人形。

今年はくるみ割り人形の紆余曲折は多い。
まずは、花のワルツを連弾してもらおうとして失敗。
ダメだしされたので、わかった。わたしが弾く。
だが、花のワルツは曲が長い。
間に合いそうもない上に、発表会はわたしが主役ではない。花のワルツは長い上に派手すぎる。

なので今回「くるみ割り人形」より、については「こんぺい糖の踊り」1曲がノミネート。
年末恒例の第9交響曲から、「喜びの歌」も演目に入って12月のプログラムは完璧ヽ(*´∀`)ノ
だった。

ところが、思わぬところから完璧な演目にヒビが入った。
「こんぺい糖の踊り」弾くはずの生徒が出演不可能となってしまったのだ・゜・(ノД`)・゜・
さてどうしましょ。

もちろんピアノの発表会はとりわけの個人の教室で、ピアノ演奏のみ(ほんの少しみんなで歌う)の演目の場合取り立てて困ることはない。
直前キャンセルも直前になっての出演エントリー希望でも調整はつく。

だいたい発表会プログラムはわたしが作っている。
なので、ちょっとやそっとの曲目変更にも余裕で対応は出来る。
困るのはプロが制作するような立派なプログラムは無理なことだ。

ともあれ、12月の発表会にくるみ割り人形が1曲もないのは寂しい。
なのでわたしがオープニングに弾くことにした。

間に合うのかよ!?
だが、なんとかしよう。
しかし、来年からはダンス系大急ぎで仕上げが続くような事態は避けよう。
(だから、今から来年分再来年分もちゃくちゃくと準備を進めているのよ。)

オープニングはアイーダの(オペラです。)凱旋行進曲のピアノ編曲版を抜粋して弾こうとしたが、こっちはやめる。
ついでに、体力と気合が充実してきたので、つまりは要するにピアノ弾くのに慣れたのだ。

最後に革命のエチュードは弾くことにした。
ピアノの練習慣れないとへばるので、中断のある人は気をつけましょう。