最近レッスンに取り入れるのにとても良さそうなエチュード系みつけた。
と、言っても参考書籍として購入したのは随分以前。
だが、ここにきてわたし的に急に脚光を浴びたのは音楽之友社から発行のこどものスケール・アルペジオ。
こどものスケール・アルペジオ [ 根津栄子 ]
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あらためてよく見るとイラストが賑やかだ。
こどものチェルニー30の小さな物語。と同じ根津栄子先生の著作。
スケールとアルペジオ、この二つは毎日練習しましょう。なので、ではハノンのスケールとアルペジオを弾けば良い。
これでわたしの場合は解決。
だが、それではハノンを始めましょう。と言ってもハノンでスケールが始まるのは39番、アルペジオは41番そこにたどり着くまでは例のドミファソラソファミに始まりその亜流がエンエンと続く、39番にたどり着く前にドーミソ、シードレドーのスケールが盛りだくさんのソナタにいきついてしまう。
ならば、先にスケールやさせりゃいいじゃないか。
とも思うますが、ハノンのスケールいきなり4オクターブでその上、虫眼鏡を用いなければ判読不能のような小さい文字で指番号が印してあるのです。
ある程度弾けるようになっていればとても良い訓練教本なのですが、初心者子供には親切と思えず、仮性ピアノ嫌いの子供を量産してしまう危険性とて孕んでおります。
そこにいくと、こどものスケール・アルペジオは親切で小さな子供にも間違えようのない大きな音符でまずは1オクターブのスケールから、それ以前には指くぐらせの練習から入っております。
この1オクターブのスケール。調性ごとに羅列するじゃなく、指使いごとのグループ分けがされている。
アルペジオに関しても指使い表があって1オクターブのアルペジオから大きな音符で入門。
アルペジオだってなんでわたし最初から4オクターブ弾かされたのよ!子供だったんだから可哀想じゃない。
1オクターブアルペジオから丁寧に練習していけば、今現在だってこんなにアルペジオ下手じゃなかったに違いない。
アルペジオが上手だと、華麗にして流麗な指さばきでピアノ演奏が出来る。
わたしがショパンエチュードにさんざ手こずるのはアルペジオが下手だからだ!
わたしの場合の解決法は、わたしは今更盛大な16分音符の羅列の4オクターブアルペジオ見たって(ほほほ心配しなくても暗譜で弾ける。)ビビりはしないのだから、日々ハノンの4オクターブアルペジオから始まって、減7属7に至るまでしつこく練習すればいいこと。(なので最近は少しは上手になってきた。)
話元に戻して、お子様初心者のスケールアルペジオ対策の続きこどものスケール・アルペジオのばあい。
1オクターブのスケール、アルペジオがクリア出来たら2オクターブに進む。ここではスケールとアルペジオが対になっている。
調性は日本語、ドイツ語、英語でかいてある。つまりはハ長調、C dur C majorのように。ちなみはハノンは(わたしの全音版では)日本語とドイツ語だけ。
楽譜 バスティン・ピアノ・ベーシックス/セオリー(楽典ワークブック) レベル 4(改訂版)
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わたしが楽典の教材に使っているこのバスティンピアノベイシックスセオリーの4巻にも記述式(つまり生徒本人が調性を書き入れる。)出てくるのですが、こどものスケール・アルペジオにも調性の観覧車が出ています。
観覧車って、なんだかワクワクする。
スケール、アルペジオはわかりやすく1オクターブからお稽古して仮性ピアノ嫌いを駆逐しよう!