繁盛するピアノ教室 続編

では、採算取れるくらいまで繁盛するピアノ教室運営するにはどうしたらいいか?

これ、わたしの経験値からですが主に自宅でやってるピアノ教室って、各自条件が違いすぎるので精神論やビジネス書のとおりやっても上手くいくかどうかは神様にでも聞かなきゃわからない。

このブログ読んでご自分の教室を大いに繁盛させようと、お考えだった方には大変申し訳なく、また無責任なような気がしないでもないのですが、本音です。

これまた、わたしの経験値なのですがうちの場合Googleの地図で見て位置情報を確認することに役立っても、現場に来なきゃわからない事象ありすぎなのです。

まずは坂まるけ、駅から高校球児どもでさえ唖然としてくれた長ーい階段、元町方面まで100年セットバックさせても車が通りそうもないロマンチックに言えば小道、散文的に言えばあぜ道に近いような道が続く。

わたしが体験レッスンを取り入れたのは、体験レッスンが標準になってきたためでもあるのですが、入会したいと言ってすぐにやっぱりやめる。
という方が多かったこと。

これはリアルうちみてうちがボロだったからか?もしくはわたしってそんなにNGか?
これは単純なくせに穿った見方したわたしが悪かった。(そりゃ、わたしがNGな人だっていただろうけど。)

お断りいただいた理由はほぼ、通うのが困難かと思う。
そう。そのとおりだったと思います。

なので、1度実際にうちまで運んでもらってその上で、この坂道と黄昏時には薄暗くなる小道がOKかNGか決めてもらったほうが良いであろう。

坂道と小道問題は当然わたしの力じゃどうにもならず、おそらくここでレッスンしている以上は永遠に解決しない問題なので未だ体験レッスン受けても入会に至らないケース多数。

これ入会いただいた生徒さんからもアドヴァイス頂いたことすらあって、もう家は諦めて山手駅近くのテナント借りて教室にしたほうが生徒募集には効果あるんじゃないか?って。

実はわたしもそう思います。

わたしの場合ホームページの一番の欠点はウェブサイトじゃ坂道の斜度や小道の狭さ暗さがわかりゃしないこと。

うちで最も効果が上がったのは何を隠そう、あまりにもアナログな宣伝方法。
チラシのポスティング!それも近場。

もちろんチラシ入れないでくださいね(^人^)のポストには入れないし、セキュリティ強のマンションに入り込んだりはしません。
近場の住人だと竹之丸花道(素敵な名前でしょう。)がどんなところかも、竹之丸周辺の坂の強度もよく知っている。

いつぞやわたしのサイトをもっと集客できる素敵なサイトに作り替えてくれる(もちろん高額見積もりくれた。)営業マンさんにサイトはもうあるからいい。
生徒募集はこの上はポスティングするからいい。

と、言い渡したところ。
ポスティングは効率悪すぎる。なぜなら、1000枚につき取れるの1件ですよ。

そっか!いや待てよ。ということはだ。
3万枚チラシ配りすれば、30人入会する。
ちょうどうちのキャパいっぱい。

3万枚( ゚д゚ )気が遠くなるチラシ数だが、我が息子がポスティングのバイトしてた頃のノルマは1日3000枚。
10日で終わるじゃない。

わたしじゃ1日3000枚は無理だけど、、、。

ところが、ここまで考えた頃その息子が素晴らしいこと思いついた。
幼稚園で門配したら?

当時、息子は進学塾で講師をしていた。
生徒募集についてはちっとは専門家だったのだ。

そりゃ、いい考えだ。やってくれ(*´∀`*)
だが、これには当の息子難色「女の子か女の人雇ったほうがいい。」

理由はうちの息子は高校球児上がりで身長185cm。
学習塾やスポーツクラブの門配ならとにかく、幼稚園でピアノ教室のチラシ配りこんな大男がやってたらみんな逃げ出す。
下手したら警察に通報されるかもしれない、、。

なので門配は未だ実行していない。





繁盛するピアノ教室

最初にお断りいたしますが、わたしはこのようにすればあなたのピアノ教室は生徒が大勢やってきて繁盛致します。
ではでは、繁盛するピアノ教室のノウハウ伝授いたします。

のようなものではありません。
どちらかというと、今どきピアノ教室がそれだけでやっていくのはいかに困難か(><)のほうが近いかと思われます。

そもそも、ピアノレッスンをビジネスとして考えて、経済的自立を図る、。
のような発言をさるピアノレッスン研究クラブのような団体で、したところ哀れわたしは袋叩きにあい半殺しのメにあわされましたので、ユメユメ人前でそのような発言はしてならぬ。

と、長きにわたって(正確には20年くらい。)確信しておりました。
じゃ、音楽教室主宰ってなんなのよ(`・ω・´)と反論したところ、芸術で教育で、つまり金じゃなく精神的なものだそうで、申し訳ないが脳の構造が超単細胞なわたしには解りかねました。

ピアノレッスンで経済的自立図ろうだなんて、あんたバカじゃない。
とまで言われ、それ以降わたしの一匹狼的ポリシーは続いているのです。

だが、時代は変わり情報社会になると、何よ。ピアノ教室の経営を軌道に乗せましょうよ。
ピアノ教室で食べていくにはこうしたらいい。

その方法を教えますよ。
が、たくさんネットに落ちてるじゃありませんか、(*´∀`*)ほこれを拾い集めればうちの教室も一人前の教室となるに違いない。

なので情報収集。
で、うちの教室繁盛したかというと、、。

待て、それ以前にその情報役に立ったかというと。
ネットでの他の情報と変わりありません。
役立つものもあれば、そんなこと出来るか( ´ ▽ ` )ノ出来たら生徒募集に役立つが、ダメできそうもない、、。

です。

なので、なかなかどうして役立ちました。こともあれば、全く無理(ヾノ・∀・`)ムリムリもあり。
ほどほどには教室存続しております。

ただ、よくわかったのは20年前のバカにされた屈辱からわたしは寡黙になっていたが、情報化社会になったことでわたしなんかより切実にピアノ教室で生計立てたい。
もしくは生計を立てる必要性がある人は存在する。それも珍しい人だってワケじゃない。

そしてバカにしてはいけないのよ。
わかったかい?昔のコワいピアノの先生たち( ╬◣ 益◢)y━・~

ともあれ、わたしは教室を運営していく以上何100人もの生徒を抱える大教室にしたいとは思わないにしても発表会を単独で行えるくらいの規模の教室にはしたい。

そのため今どき、なにより必要なのはホームページを持つ。
これならどうにかなる。

サイトを立ち上げ、おもむろにメールが来る。あるいは電話がかかってくるのを待つ。
もちろん、体験レッスン希望者からのお問い合わせは頂き、なんとかやってけそうかな?

だがだが、優秀なるわたしのサイト、体験レッスン希望者でない方々も多数呼び寄せてくれましたね。

SEO対策してもっと活性化を図りませんか?って、あのな。そんなことしなくてもオタクみたいな人来るじゃない。
だからいいわ。

次、予約システム導入いかがですか?必ず、予約がたくさん入りますよ。
これは良さそうなので導入したが、なんだか経費倒れになったような気がしないでもない。

セールスマンのいうほどには優れモノではない。
そう言ったら、もっと洒落たサイトじゃないとダメだと。

極めつけ、自前ブログ作ってくれる。って。
あのな、ブログなんて書いてて儲かるのか?(今書いてるけど。)
もちろんです。って、おたくはケースとして素敵な条件が多いのでお安くしときますぜ。その代わり、ブログの進捗状況報告してください。

で、幾ら?の質問に、もーひったまげるくらいのお見積もり。
そんな宣伝広告費払うにはうち1000人生徒集めなきゃ払えないわヽ(`Д´)ノ

お引取り遊ばしてもらったその後、ブログっていいのか?
ではただのアメブロ始めよう。

いいらしい。ただ、これで、日々教室の宣伝をおこなう。生徒たちの笑顔の写真を載せる。
これがわたしは出来ない。
(生徒の写真載せ)何故か出来ない絶対NG項目。

ブログのことについては、なんだかわたしだんだん怒りがこみ上げてきた。

自前ブログくらい自分で作れるわ!
昔Nucleusで作った。
どうもこのサーバーWordPressが推奨ならしいから自前で作ってみせるわ。

なので作ったのがこのブログ、わたしが困るのはせいぜいブログでうちの教室の素晴らしさを自己申告し続ければいいのだろうけど、結局こんな感じのブログになってしまう。

次あたり教室の自画自賛するか?
と、思いきや、やっぱこの続編作ります。
期待しててください。

では、繁盛するピアノ教室は今日でも存在するのか?
は、いくらでも存在します。





息子のこと

長年、それも何10年も思案の外で気にもならなかったことが、なんとなく、、。気になるというより考えるように急になった。
それは、息子のこと。

子供の心配のことかって、いうと全くそんなことではない。

問題はピアノ教室主宰者にせよ、一応は演奏家としてにせよ、これって世襲の職業なのかい?
子供は親の職業踏襲するものなのか?
と、いうこと。

今どき、親の職業を子供が引き継ぐのが当たり前ということはない。
職業選択の自由は保証されている。
されてはいるけど、世襲率の高い職業というものは存在する。
21世紀になった今でも、世襲するのが当たり前の職業というものも存在する。(多分)

わたしが急に気になり始めたのは意外や意外。
ピアノの先生や演奏家って職業世襲率の高い職業なんじゃないか?

なんだか気になり始めると、しつこく気になって、そもそも息子誕生のその瞬間からこの仕事世襲させようと考えもしなかったわたしはマイノリティーだったんだ。
今になってやっと気がついた。

思い起こせば、息子幼少の砌「お子さんには音楽の英才教育なさるんですよね。」聞かされて、、。
はぁ~(´Д`)ハァ…この人何言ってのよ(・・;)

のノリで凌ぎ。
絶対音感訓練の実験台にしよと3歳の頃、試みるも3ヶ月ほどで息子に相対音感がもうあることが分かり断念+面倒になってやめ。

うちの子、おとなしくドミソ聴こえたら赤の旗あげてね(^-^)
やってくれなかったんですよ。

その頃同時に育児書に書いてあることもアテになることはアテになるが、アテにならないことはアテにならないということも理解した。
2歳児はまだ走るのが下手で、、。

いえ、うちの2歳児は2歳児にして猛スピードで走ってましたよ。

それじゃピアノのレッスン受けさせなかったかというと。
わたしが教えましたよ。

おんなじくらいの年頃の男の子がいたので保育園児の頃

これでお稽古。

もー一時書店で見かけなかったので絶版になったのか心配したけれど、今でも存続しています。
音符のシールを貼ったり

この聴音と創作で、聴音をぬりえでしたり、絵のイメージでピアノを弾いたりして、多少は弾けるようになってなにより楽譜読めるようになりました。

そこで、どこまで続けたかというと、、。

この教科書の真ん中へんで、ピアノの練習を嫌うのでやめました。

それ以降、全く音楽とは無縁、でもなく中学の文化祭でも高校の文化祭でもソロで歌は唄いましたよ。
その歌はわたしが教えたわけではありません。

ついでにその段階では歌の先生についたことも皆無。
だからといってわたし、声楽科で音大受けなさい。

とは、全然考えませんでした。

更に経験値として体感したのは、カタギの運動部に入ってしまったらピアノレッスンは絶望的となる。

息子、高校では高校球児となる。
この息子自慢は
猫日和
に詳しく記載されておりますので、興味のある方はどうぞ訪問お願いいたします。

高校硬式野球やってたら、県立高校のクラブとはいえピアノの練習は絶望とおもいますね。
固定時間の塾通いすら諦めました。

そこで、気になることその事例1.
うちと違ってピアノ教師の息子って、ピアノのレッスンに積極的なのだろうか?

うちが珍しいんだろうか?

事例2。
少しくらいイヤがっても(/ω\*)
うちは、ピアノ習うの宿命なんだから(`Δ´)!
と、言って泣き言は許さないで練習させるのだろうか?

知り合いでも、息子、娘が同業という人のほうが多い気がする。(最近やっと気がついた。)

世襲させなかったわたし、今頃になってとても気になり始めた。


ワルトシュタイン~Prestissimo

Graveの出だしのベートヴェンピアノソナタ「悲愴」
では最も早い速度記号とされてるPrestissimoの曲ってあるの?

よく演奏される名曲でありますよ。
それはこれ、
Prestissimo
ほら、ちゃんとPrestissimoの表示あるでしょう?
鉛筆で丸が付いてるのはこれ、私ちゃんと練習してレッスンしたのよ。
(恐れ入った?)

このPrestissimo曲の正体は、ベートーヴェンピアノソナタ21番Op.53(あら、ベートーヴェンソナタ2巻の方は春秋社版なのでオーパスの表記が違う。)ハ長調。
ワルトシュタイン第3楽章終わりの方、形式はロンド形式。

このテンポになるとメトロノームかけるとカチカチ音の感覚とアナログ型のメトロノームだとあの逆振り子の振りが半端なく速いので、は~~恐れ入りました(^_^;)
モードになりますが、焦ることはない。
たとえ、VivaceだろうとPrestissimoだろうと譜読みの原則はGraveより遅く、シっかと一音ずつ丁寧に弾く。

ただ、現実問題として流石にPrestissimoなだけあって、音符玉の数は少ない。
ただでさえ長大なソナタ、セオリーどうりとはいえそんなにのんびり少ない音符玉の譜読みしてたら10時間もかかりそう。
だから、ま、適当に遅く一音ずつ捕まえてゆきましょう。

音符玉数は少ないので弾けるようになってきたらこの2拍子ノリで弾ききりましょう。
この音符の玉の数々見てるとツェルニーのエチュード練習しなくては!
の気分になりますね。

指を最速で動かしてあと、4ページ半弾ききってしまましょうね。
ツェルニー先生が何故膨大なエチュード作曲したか、その気持ちわかります。

わたしはワルトシュタインがとても好きなのですが、難曲指定はされていると思われるものの、あの1小節めからして弾けなくて困る英雄ポロネーズと違って第1楽章のとっかかりはとてもいい。

ワルトシュタイン
この8分音符の繋がり、初見でもある程度弾けてしますますね。
(*´∀`*)ほ楽勝だわ(^-^)

と、思うとそうは行くかガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
まかり間違ってもベートーヴェン後期のソナタそんなに簡単に許してもらえる筈ないじゃないか。

この第1楽章いつまでたっても終わらないんです。
もういい加減先見えるだろうと思ってもまだまだ続く、繰り返し弾いてたら夜中になっても終わりそうもないので飛ばして弾く。
わたしの春秋社版のソナタ2巻では、14ページあります。
全楽章ではありません。第1楽章だけでです。

演奏家は体力がいるのがわかります。

長大ながらも譜読みしやすくって、出来上がればとても映える是非ともYAMAHAのフルコンサートグランドで弾いてみたい骨格のしっかりした曲です。
第2楽章その反動か1ページ2段(春秋社版では)短めです。
8分の6拍子でとても重厚。

で、この曲の何よりの難曲指定はその次に待っているのです。
第3楽章がprestissimoだからではなく、。

ワルトシュタイン第3楽章
これよこれ、悪い冗談はやめてくれって(゜д゜)
これどうやって弾くのよ。

どうやって弾くって右手1と2の指でトレモロ弾いて5の指で指定通りにソーソーミレーソードーミ♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪j弾くしかないんですがね。

わたし手が小さいんだから、、。
トレモロ+ソプラノメロディーの攻略法。

ソプラノG音つまりソを弾いてる時は内声のトレモロ飛ばせ。
そのような指導をわたしは受けました。

確かに、これ全部弾いてソプラノGが来るたんびに膠着してたら音楽にならない。
このテンポならトレモロのひとつやふたつ抜かしっ!したってわかるもんか(≧∇≦)

更に、第3楽章、1楽章に負けずに長い。
どれくらい長いかっていうと17ページ半。
そして手を変えて例のトレモロ+ソプラノが出てくる。

この頃から、ピアノ曲というものは長大かつ超人的ピアノ技巧求められるようになり、後世の人間はエンエンと苦しめられるようになったのです。