バスティンピアノベイシックスの4巻め、黄色の本が終わると、わたしは次の教本は昔ながらのブルグミュラー25の練習曲を使ってレッスンしています。
ピアノを習う少年少女にとっては2番の「アラベスク」が有名、あのラシドシラッ♪、ラシドレミッ♪(イ短調4分の2拍子)はピアノの発表会で聴く機会も多い曲です。
25曲全曲、あのカール・ツェルニー先生のエチュードのような、これぞエチュード( *`ω´)モードではないのでピアノの発表会で演奏するに相応しい可愛らしくカンタービレな曲が揃っています。
ですが、ブルグミュラー25の練習曲はエチュードはエチュード、弾くのが面倒な箇所も弾きにくい箇所、もしくは気に入らないパッセージも自前で編曲してしまうのは不可。
楽譜通り、きちんと練習しましょう。
テクニックの課題をクリアしつつ、音楽的表現できるよう指導いたします。
25番目、これが終わればいよいよツェルニー30番!の25番目は、ここまでの課題の集大成、スタッカート、和音に3連符、スケール。
エチュードの初級編の仕上げ、題名は貴婦人の乗馬(ブルグミュラー25の練習曲は翻訳によっては違う題名)これまた有名曲です。
ツェルニー30番だってお子様扱いが今や通るのだから、、。
そうです。一寸前まではブルグミュラーからは大人さんバージョンの可愛げのない楽譜だったのですが、子供向け可愛らしいブルグミュラーがたくさん出版されています。
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わたしが使っているのはこのドレミ楽譜出版の子供版で、とても綺麗なイラストが入っています。
音符が若干大きめですが、内容は一緒です。
また、ツェルニー30番にしてもブルグミュラー25の練習曲にしても微妙なお年頃、つまり小学生だけれどももう子供扱いからは卒業したい!
少年少女にはそのままイラストナシ版を使います。
入門級の楽しいピアノのお稽古から、一歩前に進んだブルグミュラー25の練習曲。
それまでとどこが、違うか?!
指摘し始めれば盛りだくさんですが、ひとつ指摘すれば一人前の曲想記号がちゃんと出てくる。
これ全部覚えろ!などという乱暴なことはわたしは申しません。
だいたいわたしだって、これなんだよ!こんなのあったかいな?
モードになってしまう曲想記号とてアリ、でわたしは高校生の頃の楽典の教科書ボロボロになったの教室に常備しております。ハハハ(@^▽^@)
1番の素直な心(別の版では題名違い多し、大体の意味は一緒)最初に出てくるのはdolceドルチェと読みます。
こじゃれたカフェの店名みたいですが、これはりっぱな音楽専門用語意味はイタリア語で優しく、柔らかく、これは超有名ですから覚えましょう。
2番アラベスクに出てくるのはleggieroレジェーロ、軽やかに、なのでイ短調のアラベスク、ドタドタにならぬよう軽い指さばきで弾きましょう。
最近、皆様がすぐに覚えてくれるのがcantabileカンタービレ、歌うように3番に出てきます。
音楽を表現する♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦にはとても良い練習曲なのですが、欠点、それは甘いもの主食にするとすぐ甘い味に飽きる。
に、似ていて。
20番前後で食傷気味になる傾向がある。
そしてその頃には、ツェルニーのようなカタギのエチュード弾ききる体力と精神力ついてくるので、このあとに続くブルグミュラー18の練習曲あるのですが、わたしはツェルニー30番次なるエチュードにしています。
ブルグミュラーのプロフィールは、、。
フルネームはヨハン・フリートリッヒ・フランツ・ブルクミュラー。
ヨーロッパ系の方ってなんでこのように沢山名前つけるのでしょう?
慣れりゃそんなもんだ。と、思いますが、わたし少女の頃は深い深い謎でした。
1806年~1874年、名前でもわかるとうりドイツ人。
作曲家にしてピアニスト、おそらく世襲制の音楽家です。
そして皆様に親しまれているこのブルグミュラー25の練習曲はOP.100。
没年42歳ですから、多作です。