唐突ですが、どうもうちのピアノ教室倒産した。倒産したって言っても音楽教室は会社組織になっていないし、法人でもない。従って破産管財人を雇って、ハイ。スタジオラッキーキャット負債幾らで破産いたしました。と、官報に載るわけじゃない。
だが、うちの教室このコロナ騒動で新入会ゼロ、そして半分近く自粛要請を受けて休んでいる。したがって、収入はガタ減り、負債つまり創業時にした借金が返せない。だが、あくまで法人じゃないので、返せません。すみません。破産します。って、チャラにしてもらうわけにはいかない。
いかないから生活を切り詰めて、家計費から借財を返す。この状態、倒産したって言ってよくないか?つまり経営破綻している。
時々それじゃ(o・・o)/って、首つりする経営者の気持ちがわかる気がする。わかる気はするが、そこは女の子、失敗から学ぶのだ。ナニ、音楽教室の経営破綻なんざどうにかなる。
この窮状をどう乗り越えたらいいのか?6月になれば、自粛休暇中の生徒が戻ってくる。それを期待しよう。新入会がいないのは仕方ない。それでも破綻が続けばどうしたらいいか。
場面その1、並行して違う事業を始める。(元手のかからない。)
場面その2、生徒が少ない。と、いうことは自由な時間がある。ということなので、アルバイトをする。
この副業を持つことについてだけれど、女の子であるわたしは男のプライド。という厄介なものは存在しない。男の子の経営者は妙なプライドがあるのではないか?女の子のほうが変幻自在、柔軟性があるのだ。副業にコンビニ、ファーストフード、介護施設のアルバイトしたってプライドは傷つかない。
その窮状乗り切りはとにかく、では何故経営に失敗したか?が、本日の課題。
大きな要因はおそらくわたしのハートのリミッターのせいなのだ。リミッターって、カタカナ使わないで日本語で言えよ。と、考えたのだが、リミッター日本語だと振幅制限回路という。リミッターのほうがわかりやすい。
最初、わたしはここでの生徒のキャパは(これは許容量)40人から50人と踏んでいた。いずれはリトミックの講師を入れて80人規模にしようと考えていた。それに合わせて広告宣伝料をそもそものはじめに投下したのだが、、。
どうにもこうにも、うちせいぜい25人規模までしか発展しないのだ。これはわたしが市場調査しなかったせいだ。とか、うちの裏手の宅地造成地にいつまでたっても家が建たないのが、運気に陰りを落としてる。とか、泣き言、言って、やはりサロネーゼ型の教室はこれが限界かな。だが。
現に、うちから300mくらいの場所で教室を経営している講師は80人規模の教室にしていた。やってやれないことはないのだ。
本当の敗因はわたしが、自分で自分にリミッターかけていたからだ。リミッターかけてたから、営業するにしても本気モードから腰が引ける。だって、ポスティングは一戸建てにしか出来ない。というのも考えが甘いだけ、郵便局に頼んでこのマンションとあのマンションと指定して、ダイレクトメール入れてもらえば解決する。金はかかるがなん100万円もかかるわけじゃなく、第一にわたしがポスティングしなくて済むんだから楽だ。
1回や2囘、反応がなくても悲観することはない。定期的に行えば、道は開けるはずだ。
その努力しないで、ウェブ制作業者や問い合わせシステムばっかりに軍資金投入したもんだから、採算が取れなくなっている。デジタル営業も結構だが、超地域密着型の経営だと広域の宣伝費は予算を低く見積もって始めないと身動きが取れなくなる。
そう、うちなんかはこんなもん。ていういじけた気分からハートを開放するのだ。市場調査的にそれほど立地が良くなくったって、家族向けの新しいマンションがボコボコ出来てるんだし、しつこく需要掘り起こして行けば為せば成る。
わたしは自己啓発セミナーもどきに誘われたことはあるが、あんまり信じられないのだ。だから、リミッター外しにそのような所に通う気はない。
いったん破綻した教室(レッスンがじゃありません。経営がです。)どうするかはツラツラ考えることにして。取り敢えず、女の子(もちろんピアノ教室の主催は男の子でも出来る。)教室経営を破綻させたくなければ、ハートのリミッターを外そう。
そのように深く反省したいところだが、反省だけなら猿でも出来るのであんまり考えないようにして次に進もう。