ピアノの名手になれるハノン〜本当に2時間で全曲弾ける?!

カール・ツェルニー先生より、もっと凄腕の先生それはシャルル・ルイ・ハノン(この人フランス人なのでよりそれらしい表記はアノン)先生。1820年〜1900年、フランス生まれ。この頃より、ピアノ曲はより難しく、より長大、鍵盤は重く本体も強固。ちょっとやそっとの頑張りではピアノ名曲は弾けない。(猫にピアノは弾けない。)では、対策としてはどうしたら良いか?全ての指が均等に動くようにトレーニングすれば良い。

そのような着目点から制作されたのが、ピアノの名手になる60練習曲、この練習曲は曲と言いながら音楽の様相を呈してはいおりません。指のトレーニングです。強固なよく動く指を育むための訓練書。これが全曲指定のテンポで弾ければピアノの名人になれるのです。

しかもハノン先生私が作ったこの曲集は大変面白くできているので飽き飽きすることはないのです。と、自慢しているのですが、、。な、筈ないじゃないですか。誰だって、好きな曲、美しい曲、華麗な曲、ノリのいい曲をビシッと弾きたいに決まってるのです。何を好き好んでこのダダダダダダダダ(ドミファソラソファミ)弾きたいかって。

更にハノン先生ご本人の申告ではこの曲集は2時間で弾ける。(1時間という説もあるけれど、これは信じられない。)珠のごとき美しい音と完璧なるテクニックでピアノが弾けるようになるので、全曲弾くように。本当か?

そうよ。これ全部毎日練習すれば、私は完璧なるテクニックと珠玉のごとき音色で演奏するナンバーワンピアニストとなれるのだ!の下心満開で私は朝より、ダダダダダダダダを開始いたしました。だが、昼近くなっても終わりは来ない。変だそんな筈はない(><)

お腹すいたので昼小休止して、午後全調のスケールあたり到着39番。午後眠いのと疲れたの我慢して44番最高のテクニックが得られるドドドドドドドドド以下省略(もうヤだって、、、。)ドレドレドレドレドレ(これまた以下省略)私は疲れ果て、エンエン9時間近くもかかってとうとう最後のトレモロまでたどり着かぬままその日、挫折。

2時間で弾けるんじゃなかったの?この日はとうとうハノンしか弾かなかった。私才能ないから2時間で間に合わないのか??

では翌日どうしたかというと、当時私は音大生でした。完璧なる技巧目指そうとも次のレッスンまでに弾けるようにしておかなければならぬ課題には不自由してはおりません。1日中ハノンやってるわけにはいかないのです。

この問題は随分長いこと悩まされてきたのですが、今から10年近く前ハノン2時間問題は解決いたしました。

ハノン問題当時管理していたサイトで提示したところ、教えを受けました。

このハノン全曲をMIDI入力した(大変な大仕事と思う!)ところ、最速1時間半、ゆっくりで2時間半で全曲演奏してくれたそうです。でも人間が本当に弾けるのか?も、解決。

やはり日々上達のためハノン全曲を練習している方がいて、やはり最初の日は1日がかりの大仕事になったが、翌日には約5時間に短縮1週間で2時間以内で弾けるようになった。とのこと。

どうもわたしのハノン全曲踏破悲劇の原因は1日目に時間がかかり過ぎたのに懲りてしまったことらしい。あれに懲りずに翌日もその翌々日も持続すれば、ハンマークラヴィアだって謝肉祭(シューマンの)だって苦もなく弾けるように、、なったかな?!

このような華麗な思い出のあるハノンですが、全曲踏破はとにかく、日々ウォーミングアップに何曲か弾いて、スケールアルペジオは出来るだけ弾くように心がけ、指が鈍磨せぬよう精進いたしましょう。ピアノを弾く以上はハノン先生とは長いお付き合いになるのです。私のハノンはこれで一体何冊目の買い替えになるか、途中から数えるのやめました。

※ハノンピアノの名手になる60練習曲の注意点(危険注意!)ツェルニー50番、クレメンティ グラドス アド パルナッスムあたりと同様。ドレスアップしてコンサートで弾く曲じゃないのに、練習し始めるとムキになってくることです。ムキになって 止まらなくなり、指強化の練習にばかり勤しむという、中毒症状が出てくるのです。

ピアノの練習というのはある意味努力裏切りません。ムキになれば弾ける。見た目それはそれはヒドイ16分音符や32分音符の羅列みて闘士燃やし、その羅列への戦いが自虐的快感になってくる。そしてモノになれば頭爆発するほど嬉しい。その成功報酬のスパイラルに陥いってくる。

それはそれで、上達するのだからいいのですが、誰も彼も1日中練習出来る訳でもなく、3時間も4時間もハノンやエチュード弾いてると他練習する時間がなくなる。

私はとても腱鞘炎になりにくい体質で、9時間もハノン弾いていても腱鞘炎にならないので今まで見逃してしまっていたのですが、ピアニストの職業病、腱鞘炎になる危険性も考慮しなければなりません。

(2016年1月29日)

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