アナクロな音のお名前について〜楽しい楽典のお時間

 音のお名前を覚えましょう。

音名についてのおはなし〜遥か昔のロマンより

↑のお名前を覚えましょう。この画像はうちの教室で使っている。音名対照表、とも言うべき調性理解ツールです。音の名前、まんま音名、階名というものも存在するのですが、今回は省略。何故なら話がややこしくかつ長くなりすぎてこのページが一反木綿状態になってしまう。

ドレミファソラシドは英語音名でCDEFGABC、日本語ではハニホヘトイロハ。英語はとにかく!!日本音名ハニホヘトイロハ学校の教科書にも載っている日本音名です。今や絶対少数派となった明治生まれの方々が受けた初等教育の証(ならしい。私は明治生まれでないので知らない。)これが、文部科学省の定める日本の音のお名前です。

ハニホヘトイロハ、英語の音名はグローバルスタンダードですが、こちらは日本ローカルスタンダードであるので復唱して覚えましょう。ハニホヘトイロハなんともアナクロちっく(アナログではない。)な明治の心意気を彷彿とさせる響きです。

で、この対照表何に使うかというと、ドから始まる長音階つまりはドレミファソラシドは英語でC-Major日本語でハ長調。この縦の線使って理解いたします。では、レから始まる長音階、簡単ですね。D-Majorニ長調です。この長音階はファとドが#になります。ピアノでも鍵盤ハーモニカでもよいので弾いてみましょう。最初はレ次はミ次はファの#次ソラシでその次ドの#。ちゃんと長音階に聞こえることでしょう。これが全くもってレミファのシャープソラシドのシャープ主音に戻ってレに聞こえる方は絶対音感があるのかもしれません。

それじゃ、音名なんてこれしかないんだから、長音階のお名前、短音階のお名前共々7つでおしまいか?!には、残念ながらならないのです。ピアノで言うと黒鍵から始まる音階はまたまたアナクロなお名前がついていて、例えば♭二つの長音階はシのフラットが主音になります。なので英語ではB♭Major日本語では変ロ長調。ファの#から始まる悪魔みたいな長音階はF#Major、嬰へ長調。

変とか嬰とかってダサい!なんて言うのはやめましょう。(実は私も少なからずダサい。と少女の頃から思ってました。)21世紀になった今、100年以上も昔の西洋音楽へのロマンがダサく感じてもこれは致し方のないことで、更に役所に21世紀的トレンディな音名に変更しろ。と、言っても無理な注文というものです。

この対照表は教室で使っているのはこのように小さいものではなくWordで制作したA4の大きさのやつを使っております。このように、楽しい調性のお勉強をするのです。ちっとも楽しくないじゃないよ。と、言われるかもしれませんが、まぁ、楽しくてたまらなくて時を忘れる。というほどのシロモノでは全くありませんね。じゃ、どっちなのよ。ですが、この手のお勉強というものはそもそも絶対的には楽しくはない。なので、せめて相対的には楽しいようにしないとバカバカしくてやる気がさっぱり起きないのが楽典の学習。音も、鍵盤も楽曲もなくて、ドから始まる長調の音階はハ長調。さあ、試験に出るから覚えなさい。式の脅迫学習に陥る!計算問題や漢字の書き取りのほうが、はるかに趣がある。

なので、調性の学習は楽曲、音、鍵盤とコミで学習する。楽典の本渡されて、余計なこと考えないで調性のページ丸覚えしなさい。よりは興味深い学習となる。それでも楽しい調性学習を!と頑張る私を嘲笑うかの如く、ちっとも面白くない!人だっているでしょうが、、。(ちなみに、ピアノ弾くより楽典の方が好きってことも有り。)ではどうしたらいいかというと、我慢して少しずつでもおぼえましょうね。稽古というのは我慢がつきものです。調性疎かにするとあとでツケがどっと回って来ることは往々にあるので、少しでも楽しい調性の学習目指して、少しずつでも覚えて行きましょう。

(2015年10月20日)

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